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京都のホテルで異業種コラボ客室が続々 セガトイズに明治、京アニも

京都新聞 / 2021年10月5日 18時10分

プラネタリウムが映し出す満天の星空が楽しめるリーガロイヤルホテル京都の客室(京都市下京区)

 プラネタリウム、菓子、アニメ―。京都市内のホテルが異業種の企業とコラボした特別仕様の客室を相次いで設けている。新型コロナウイルス感染を防ぐため室内で過ごす「おこもり需要」を捉える狙い。

 京都駅近くのリーガロイヤルホテル京都(下京区)の一室。照明を消すと、きらめく満天の星が天井に映し出された。川のせせらぎや虫の鳴き声が聞こえ、流れ星も見える。「ホテルで星空グランピング」と名付けた宿泊プランで、1日1室限定という。

 室内を演出するのが、玩具メーカー、セガトイズ(東京)の家庭用プラネタリウム「ホームスター」。8月の新機種発売に合わせ、ホテルから同社にコラボを呼びかけた。

 「コロナ禍で気軽に旅行ができない中、客室を非日常空間に演出したかった」とホテルの販売担当者。南国のジャングルをイメージした客室はベッドやソファの代わりに植物の模造品やテント、ランタンを置き、独自のスイーツも用意した。「虫もいない快適な客室内でグランピング気分を味わえる」と家族連れや女性グループに人気で、9月はほぼ満室だったという。

 新型コロナ感染拡大に翻弄(ほんろう)されてきたホテル各社は滞在需要の創出に注力している。朝夕食の充実に加えて打ち出した対策の一つが、客室のエンターテインメント化だった。

 ザ・ロイヤルパークホテル京都梅小路(下京区)は、菓子大手の明治(東京)のロングセラー商品「マーブル」仕様の客室を販売している。室内に7色のバルーンを飾り付け、商品パッケージを模した抱き枕やクレーンゲームを設けた。1日1室の販売だが売れ行きは好調で、10月からはハロウィーン対応に模様替えした。

 「若年層にも楽しい思い出を提供できる。宿泊以外のホテルの楽しさを伝えたい」。ホテル担当者は話す。

 京都タワーホテル(下京区)は、京都アニメーション(宇治市)の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の特別客室を設けた。室内には描き下ろしのイラストや作中に登場するグッズが並び、作品も鑑賞できる。

 タッグを組む企業にとっても利点が多い。セガトイズは「動画や画像だけで商品の魅力を伝えるのは難しい。高価格帯のプラネタリウムを実際に投影し、どう見えるのか体感してもらえる点は大きい」と期待を寄せる。

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