伝統楽器“薩摩琵琶”演奏会 力強く美しい音色に魅了

鹿児島読売テレビ

　県の無形文化財に指定されている伝統楽器「薩摩琵琶」の演奏会が鹿児島市で開かれました。

　鹿児島市の黎明館で開かれた薩摩琵琶の演奏会。薩摩琵琶は鹿児島を起源とする弦楽器で県の無形文化財にも指定されています。

(薩摩琵琶同好会事務局・山下剛事務局長)

「戦国時代の島津家のお殿様がそれまでの琵琶を改良して歌も作り琵琶の奏法も変えて創始した。武家が普段の生活の中でそれぞれが薩摩琵琶をもって自分自身の心を静め一つの修養とした」

　長い歴史の中で愛され続ける薩摩琵琶。その特徴は、力強い音色です。力強く奏でられる美しい音色に、訪れた人は魅了されていました。

(薩摩琵琶同好会事務局山下剛事務局長)

「今までの100年、今後のまた100年を考えながらやってきている。もっと人数的にも技術的にも 栄えていけばいいなという思いはある」

　鹿児島市の黎明館には、9月29日まで薩摩琵琶が展示されています。

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