｢1日3万円稼げる｣広告タップきっかけで…県内の女性が1900万円被害 「副業型」詐欺被害が多発

鹿児島読売テレビ

　「1日で3万円稼げる」などとうたった副業の広告から大金をだまし取られる詐欺被害が相次いでいます。10月中旬、県内の女性が約1900万円の被害にあっていたことがわかりました。

　詐欺の被害にあったのは県内の女性(50代)です。警察によりますと、女性は10月中旬、動画共有サービス「TikTok」で「1日3万円稼げる」と表示された副業の広告を見つけ、タップしました。その後、LINEのアカウント名「タカハシ」を名乗る女性の担当者から次のような説明を受けました。

(「タカハシ」を名乗る女性の担当者)

「動画を見るだけで収入が入る」

　女性は動画を閲覧したところ少額の報酬が入ったことから、「タカハシ」を信用するように。その後、女性は「タカハシ」から振り込み金額に応じて賞金がもらえる副業を紹介され、指示された通り、ニセの副業サイトに登録しました。

　女性は賞金を獲得するため「タカハシ」が指定した口座に約17回の送金を繰り返し、現金約1900万円をだまし取られました。

　ほかにも県内の女性(20代)がYouTubeで紹介された副業を信じ、現金約160万円をだまし取られるなど副業広告から詐欺にあう被害が多発しているといいます。

　県警は「簡単に稼げる」「もうかる」といった広告は詐欺の可能性があるため、鵜呑みにしないでほしいと注意を呼び掛けています。警察への相談ダイヤル「＃9110」では24時間相談を受け付けているということです。

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