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増える不登校…子どもの居場所に 鹿児島市メタバース上の教室で仲間と交流

KYTニュース / 2024年12月11日 19時16分

鹿児島読売テレビ

 鹿児島市では不登校の小学生の数が2023年度までの4年間で約4倍に増えています。増え続ける不登校の子供たちに対応しようと市はインターネット上の仮想空間「メタバース」を子どもの居場所として活用する取り組みを進めています。

 11日開かれた鹿児島市議会の個人質疑。市内の公立小中学校で不登校となっている児童生徒の数が報告されました。

 2023年度、不登校の小学生の数は670人、中学生は1226人と過去最多となっています。小学生は4年前と比べると約4倍となっています。不登校の児童生徒のうち、年間90日以上登校できていない割合は小中学生ともに半数にも上っています。

 鹿児島市は学校やフリースクールに行けず自宅で過ごしている児童生徒を対象にインターネット上の仮想空間「メタバース」を使う取り組みを2024年9月から始めています。パソコン画面の分身「アバター」を操作しメタバース上の教室で仲間と交流ができます。11月末までに35人が利用しているということです。

(鹿児島市教育委員会・原之園哲哉教育長)

「個々の児童生徒や保護者等の思いに寄り添い多様な学びの場として各種施策を通してその状況に応じた学習や経験の機会を提供しているところ」

 また、市街地でのイノシシの目撃件数も増えていて、11月末までに167件に上っていることが報告されました。2023年から2024年11月にかけて小学3年生から70代の4人が足をかまれたりわき腹を打撲するなどの被害が出ているということです。

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