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鹿児島市の魚類・青果市場で初せり 海水温の上昇や猛暑で去年は取引量減少 野菜の高騰今後の見通しは

KYTニュース / 2025年1月5日 18時30分

鹿児島読売テレビ

 2025年に開設90周年を迎える鹿児島市の魚類市場と青果市場で5日朝、初せりが行われました。

 午前6時、鹿児島市の下鶴市長が力強く鈴を鳴らし、魚類市場の初せりが始まりました。場内には水揚げされたばかりの新鮮な魚が並び、威勢の良い掛け声とともに次々と競り落とされました。

(鹿児島市中央卸売市場魚類市場・小田利次市場長)

「鹿児島市中央卸売市場90周年という節目の年を迎える初せり式を無事執り行うことができた。栄養豊富な新鮮な魚介類を魚類市場からお届けしていくのでみなさんにたくさん食べていただけたら」

 2024年、市場で取り引きされた魚の量は1万8087トンで2023年より3591トン減少。海水温の上昇などの影響で春以降、カツオが不漁だったことが響いたということです。

 一方、青果市場でも初せりが行われ、全国から寄せられた野菜や果物が次々とせりにかけられました。

(鹿児島市中央卸売市場青果市場・岡元一秀市場長)

「市場の方が一生懸命全国から豊富な野菜や果物を集めてきているので、ぜひ旬で新鮮な青果物を楽しんでいただきたい」

 青果市場によりますと猛暑の影響で野菜の高騰が続いていますが、2025年2月までは全国的に生産が安定する見込みで価格も2024年末と比べ安くなる見通しだということです。

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