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宮崎で震度5弱 県内でも震度4 巨大地震の可能性高まらず「調査終了」

KYTニュース / 2025年1月14日 19時29分

鹿児島読売テレビ

 日向灘で14日発生した最大震度5弱の地震について気象庁は南海トラフ地震が起きる可能性が相対的に高まったと考えられる現象ではないと発表しました。一方、揺れの強かった地域では今後1週間ほど同じ程度の地震に注意が必要です。

(内田直之アナウンサー)

「スタジオの照明が揺れています」

昨夜9時19分。

(カメラマン)

「ドアも揺れてるドアも揺れてる」

 日向灘を震源とする地震が発生し宮崎県で震度5弱、県内でも鹿児島市や鹿屋市など広い範囲で震度4を観測。姶良市では70代の女性が自宅で50センチほどの高さから転落し首の痛みを訴えました。連休最終日の夜に起きた地震。営業していた飲食店は。

(店員)

「営業中に携帯の通知でびっくりしたが、そのあとに横揺れというか。お客さんも慌てず」

(記者)

「地震の影響で新幹線のダイヤも乱れ、1時間以上の遅れが発生しています」

(新幹線の乗客)

「新幹線を待ってたけど、どんどんずれて1時間くらい待った」

 日向灘では去年8月にもマグニチュード7.1の地震が発生。震度5強を観測した大崎町の飲食店は大きな被害を受け休業を余儀なくされました。今回の地震の影響は…

(味処本店喜楽・小牟田浩店主)

「この前町の方で下水道の工事をきちんとしてもらったけどその跡を見てみたら液状化現象の影響で5センチほど隙間が出来てる」

 タイルと真新しい側溝の蓋との隙間が広がり、水や砂が噴き出しています。店は資金の目途がつけば必要な補修などをして営業再開したいとしています。今回の地震を受け気象庁は南海トラフ地震臨時情報を出し巨大地震との関連を調査。その結果巨大地震の可能性が平常時に比べ相対的に高まったと考えられる現象ではないと判断しました。

(評価検討会・平田直会長)

「基準であるモーメントマグニチュード7.0には至らなかった、それよりも小さかったということで、巨大地震注意を出す基準には達していなかったことが確認された」

 今回の地震について防災の専門家は。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)

「去年8月からの一連の活動の中のものだと思ってもらっていい。南海トラフの巨大地震として想定されているものとは違うものが起こっているというふうに考えた方がいいのかな。普段から備えてください、普段通り生活してくださいと言うしかない」

 揺れの強かった地域では今後1週間程度同じ程度の地震に注意が必要です。

 再撮去年8月に続き今回も出された「南海トラフ臨時情報」について改めて確認します。南海トラフ地震の可能性が普段より高まったときに出されるもので、マグニチュード6.8以上の地震が発生した場合などにまず「調査中」という情報が発表されます。専門家による評価検討会が開かれ、マグニチュード8以上なら「巨大地震警戒」7以上などの場合「巨大地震注意」が発表されその後1週間程度、備えの再確認や地域によっては避難行動が求められます。

 去年8月には「巨大地震注意」が発表されましたが、今回はどちらにも当てはまらないと評価され「調査終了」となりました。ただ巨大地震の可能性がなくなったわけではありません。日頃の備えは引き続き必要です。

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