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交際女性の娘(当時4)を浴槽に放置し死亡させた罪 男に懲役3年6か月を求刑 弁護側は無罪を主張

KYTニュース / 2025年1月20日 19時34分

鹿児島読売テレビ

 6年前出水市で交際中の女性の娘(当時4)を、浴槽に放置し死亡させたとして、重過失致死などの罪に問われている男の裁判です。

 裁判は20日で結審し、検察側は懲役3年6か月を求刑しました。一方、弁護側は無罪を主張しています。

 暴行と重過失致死などの罪に問われているのは出水市明神町の建設業日渡駿被告(27)です。

 起訴状などによりますと、日渡被告は6年前出水市の自宅で同居する交際相手の娘、大塚璃愛來ちゃん(当時4)の頭を拳で1回殴る暴行を加えたとされています。

 また、その翌日には高熱で体調不良の璃愛來ちゃんを約1時間以上にわたり風呂に入れ、注意義務を怠った結果璃愛來ちゃんを水死させたとされています。

 日渡被告は初公判で「日頃から1人で浴槽に入っていたので溺れると思っていなかった」と起訴内容を否認しています。

 20日の裁判で検察側は、「璃愛來ちゃんが発熱し病院を受診していたことや帰宅してからもソファーに横たわっていたことなどから著しい体調不良を認識していた」と指摘。

 そのうえで、「養育者として尽くすべき最低限の注意義務を怠ったもので、わずかな注意を払えば予見し、防ぐことができた」などとして懲役3年6か月を求刑しました。

 一方、弁護側は「璃愛來ちゃんは夕方の時点で自力で歩いていて、入浴中も普段と変わらない様子だったため、著しい体調不良であったとは認識していなかった」と主張。

 「意識を失いかねない重篤な体調不良であったことを専門的な知識を持たない被告人が予見する可能性はなく、過失は認められない」などとして無罪を主張しています。

 裁判は20日で結審し、判決は3月13日に言い渡されます。

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