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本格焼酎の味や香りを審査…「芋のおいしさ追求できている」 ユネスコ無形文化遺産登録受け海外からの“ビッグウェーブ”に期待 

KYTニュース / 2025年1月21日 19時20分

鹿児島読売テレビ

 県内で作られた本格焼酎の出来を審査する鑑評会が21日、鹿児島市で開かれました。出荷量が11年連続で減少している焼酎ですが、2024年12月、「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、海外からの“ビッグウェーブ”に期待する声が聞かれました。

 鑑評会には県内94の製造場で作られた芋や黒糖などの焼酎214点が出品されました。21日は芋焼酎162点が審査され、熊本国税局の鑑定官など7人が味や香り、見た目をチェックしていました。

(熊本国税局鑑定官室・小濱元室長)

「非常に満足のいく大きな欠点のあるものはなく非常に調和してかつ芋としてのおいしさが追求できているのでは」

 県酒造組合によりますと芋焼酎の生産量に影響を及ぼしていたサツマイモ基腐病が減少したことで生産量は前の年よりも約9パーセント増加。しかし出荷量は11年連続で減少しています。

 一方で12月、「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。県酒造組合は千載一遇のチャンスと捉えています。

(県酒造組合・田中完専務理事)

「焼酎の背景、歴史、こだわりの技術や価値を知ってもらうのは広い意味で下支え、焼酎ファンを増やすことにつながるのでは」

 海外での需要の高まりに期待する声も聞かれました。

(県酒造組合・田中完専務理事)

「輸出、海外への展開をする上での追い風になると思う。海外の評価も徐々に高まってきているのでそういったところのできればビッグウェーブが来るといいなと思っている」

 鑑評会の審査結果は2月14日に発表されます。

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