二酸化炭素濃度の年増加量が“過去最大” 衛星「いぶき」の観測データから判明
KYTニュース / 2025年2月11日 19時18分
2009年に種子島宇宙センターから打ち上げられた、温室効果ガスを観測する衛星「いぶき」が地球環境の変化を捉えました。環境省やJAXAなどの研究で地球全体の二酸化炭素濃度の1年間あたりの増加量が2024年、過去最大となったことが明らかになりました。
環境省と国立環境研究所、JAXAは2009年に種子島宇宙センターから温室効果ガスを観測する衛星「いぶき」を打ち上げ、二酸化炭素などの大気中の濃度を調べています。
観測データによりますと、地球の大気中の二酸化炭素の平均濃度は年々右肩上がりで上昇しています。注目は1年あたりの増加量。2024年は前の年と比べて二酸化炭素の濃度が3.5ppm増加していて過去14年間で最も大きかったことが明らかになりました。
その理由について環境省は、2023年から2024年にかけて発生したエルニーニョ現象に起因する高温や干ばつ、森林火災による二酸化炭素の排出量が増えたことなどが考えられると分析しています。
環境省などで進める地球観測衛星プロジェクトでは2025年度、種子島宇宙センターから打ち上げが予定されているH2Aロケット50号機に衛星「いぶき」の3号機「GOSAT-GW」を載せて温室効果ガスなどの観測を強化するとしています。
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