リンスつけすぎで頭皮が臭う!?「NG洗髪習慣」3つ
つやプラ / 2018年5月14日 19時30分
「頭皮の臭い」は、自分自身で気づきにくいものです。知らないところで、「あの人、頭皮が臭うなあ」なんて思われていたら悲しいですよね。
頭皮の臭いには原因があり、シャンプーの選び方や洗い方で予防・改善をすることができます。
今回は、コスメコンシェルジュの筆者が、頭皮の臭いの原因と、臭いを防ぐシャンプーの選び方、そして改善したいシャンプー時のNG習慣について解説いたします。
■頭皮の臭いは、過剰な皮脂分泌が原因
モワッとした頭皮の臭いの主な原因は、過剰な皮脂分泌です。過剰な皮脂で毛穴詰まりが起きると、皮脂が酸化して臭いや抜け毛につながります。
シャンプーで頭皮の汚れをきちんと落とせていない場合はもちろんのこと、頭皮の洗いすぎもかえって皮脂分泌を招きます。
頭皮の皮脂量は顔のTゾーンに比べて約3倍。身体の中でも皮脂がたまりやすい部分なので、適切な洗浄で皮脂が毛穴に詰まらないようにすることが大切です。
■頭皮の臭いを抑えるシャンプーの選び方
頭皮の臭い対策としては、頭皮に刺激を与えず、余分な皮脂だけを洗い流す必要があります。そこで、頭皮の臭い対策にぴったりなシャンプーの選び方をご紹介します。
(1)ノンシリコンシャンプーを選ぶ
シャンプーに含まれる「シリコン」は、髪の毛をコーティングして指通りを良くする働きがあります。しかし、このコーティングによって頭皮の皮脂や髪の毛の汚れが落ちにくくなると、頭皮の臭いにつながることもあります。
洗浄力が高いシャンプーほどシリコンの配合量が多い場合があり、頭皮の臭いが悪化してしまうので、頭皮の臭いをどうしても抑えたい人は、ノンシリコンシャンプーを使用しましょう。
(2)アミノ酸系シャンプーを選ぶ
シャンプーは「高級アルコール系」「石けん系」「アミノ酸系」と、大きく3つに分かれており、それぞれで洗浄力や脱脂力が異なります。
高級アルコール系のシャンプー
ドラッグストアやスーパーなどで安価で販売されているシャンプーは、ほとんどが高級アルコール系のシャンプーです。高級アルコール系のシャンプーは、脱脂力が高く洗浄力にすぐれているため、洗いすぎにより頭皮が乾燥したり、皮脂分泌が過剰になったりする可能性があります。
成分表に「硫酸」と表示されていたら、高級アルコール系のシャンプーだと思って良いでしょう。
石けん系のシャンプー
石けん系のシャンプーは頭皮にやさしいものの、アルカリ性なので洗浄力が強いのが特徴です。
アミノ酸系シャンプー
アミノ酸系シャンプーは、肌や頭皮と同じ弱酸性の洗浄成分です。マイルドな洗浄力で洗いすぎによる皮脂の過剰分泌を抑えることができるため、頭皮をいたわりながら臭いを防ぐことができます。
臭いや抜け毛が気になる人は、アミノ酸系シャンプーを選びましょう。
(3)天然の消臭成分を配合したシャンプーを選ぶ
頭皮の臭いを徹底的に抑えたい場合は、天然の消臭成分を配合したシャンプーがおすすめです。
消臭成分のなかでも、シャンプーによく使われるのが「柿タンニン」や「柿渋エキス」と呼ばれる成分です。また、森林の香りで頭皮の臭いをカモフラージュするシャンプーもあります。購入時は香りや消臭成分にも注目してみてください。
■気をつけたい!頭皮の臭いを招くNG習慣3つ
シャンプー選びだけでなく、シャンプーのやり方や髪のお手入れを間違うことで頭皮の臭いが増すこともあります。頭皮の臭いを招くNG習慣3つについてご紹介します。
(1)コンディショナーやトリートメントを頭皮に使う
根元から塗布しようとして、コンディショナーやトリートメントを頭皮に使っていませんか? コンディショナーやトリートメントには、肌にとって刺激が強めな「界面活性剤」や「シリコン」が使われています。
界面活性剤やシリコンは、臭いだけでなく、さまざまな頭皮トラブルにつながります。シャンプーで「頭皮」と「髪の毛」を洗い、コンディショナーやトリートメントは「髪の毛」だけにつけるようにしましょう。
(2)髪の毛をきちんと乾かさない
シャンプー後に髪の毛を乾かさずに終わらせてしまう人がいますが、これは頭皮の臭いや抜け毛につながるので絶対にNGです!
頭皮に水分が残ると、雑菌が繁殖して臭いや抜け毛の原因になります。
少々面倒でも、頭皮までしっかり乾かすようにしましょう。
(3)シャンプーの液体を頭皮に直接つける
シャンプーの液体を頭皮に直接つけると、頭皮にとって強い刺激となり、臭いやかゆみの原因につながります。
シャンプーを使用する際は、手のひらでしっかり泡立てましょう。そして、洗う時は、爪ではなく指の腹を使って、頭皮を揉み込むように行ってください。
シャンプー選びや使い方、髪の毛のお手入れひとつで、頭皮の臭いは軽減し、予防することができます。自分では気づきにくい臭いだからこそ、意識的にお手入れするようにしてくださいね。
(コスメコンシェルジュ/美容ライター 岸田茉麻
日本化粧品検定1級保有。美容部員の経験を生かし美容ライターに転身。コスメのみならず、食生活や生活習慣を含めた美容に役立つ情報を発信中。)
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