夏も手抜きNG!?「化粧水の選び方&使い方」まとめ
つやプラ / 2018年6月4日 19時30分
「化粧水」は、日々のスキンケア習慣の中で欠かせない存在ですね。でも、「化粧水を正しく使えている」と、自信を持って言えるでしょうか?
今回は、美容ライターの筆者が、今さら聞けない化粧水の選び方や使い方をご紹介します。
■化粧水の役割とは?
化粧水といえば、多くの女性が「肌を保湿するもの」と思っているでしょう。しかし、それには少し誤解があります。
肌の水分が保たれるのは、セラミドなどに代表される油分の働きによるものです。
化粧水は、水分で肌の表面をゆるめて、みずみずしくキメの整った肌にするのが本来の役割です。化粧水を肌につけることで、油分が肌になじみやすくなり、結果的に肌のうるおいを保つことに役立ちます。
暑い季節も乳液や美容液を忘れずに
化粧水は、角質層に水分を与えますが、そのままにしておくと蒸発してしまいます。汗ばむこれからの季節であっても、化粧水のあとに乳液や美容液、クリームなどをつけて、肌内部の水分が失われないようケアすることが大切です。
■化粧水のテクスチャーの選び方とは?
化粧水には、さらっとしたタイプやとろみのあるタイプなど、さまざまなテクスチャーのものが登場しています。これらは、使用感を変えるために成分の一部を変えているだけで、主成分に大きな違いはありません。
化粧水そのものの効果はほとんど変わらないので、テクスチャーは自分の好みで選ぶとよいでしょう。
さらっとしたタイプの化粧水
さらっとしたタイプは、すばやく肌になじみ、清涼感を与え肌を引き締める効果があります。なかには、角質ケア化粧水のような拭き取り化粧水を出しているメーカーもあります。
アルコール成分が配合されているのでスッキリとした使用感があり、夏場に油っぽさが気になるという方に好まれています。
とろみのあるタイプの化粧水
とろみのあるタイプは、肌になじませた後も肌表面から化粧水が蒸発しにくいという特徴があり、もっちりとした肌の感触がしばらく持続します。
しっとりした使用感が好きな方に好まれています。
化粧水のテクスチャーにも種類があるので、季節や肌の状態に合わせて使い分けてみることもおすすめです。
■化粧水を「パッティング」するメリット
化粧水をつける時にお肌を軽く叩きながらなじませる方法を、「パッティング」と呼びます。パッティングをすることで得られる効果は主に3つあります。
(1)肌に浸透する
化粧水が肌にしっかりと浸透することで、その後の乳液やクリームのうるおい効果を高めてくれます。
(2)血液が循環する
普段あまり刺激をうけない部分にパッティングを行うことで、血行がよくなり、顔の冷えの予防や改善に役立ちます。
また、顔のくすみがとれ、肌の透明感を引き出すことが期待できます。
(3)振動によって肌が引き締まる
肌のうるおいが失われた時に油分をたくさん出そうとして開く毛穴には、肌にうるおいを与えるパッティングが効果的です。振動による肌の引き締め効果と、うるおいを与えることにより、毛穴を目立ちにくくしてくれます。
強すぎるパッティングには要注意
パッティングにはコットンまたは手で行う方法があります。長時間強く行うと、かえって肌への過剰な刺激となる場合があるので注意しましょう。
できることなら化粧水の購入時に、化粧品メーカーのカウンターでおすすめのパッティングの方法を聞いてみましょう。
化粧水は、肌を滑らかにするのに欠かせないアイテムです。化粧水だけではなく、その後のケアもあわせて行いましょう。また、化粧水とひとことでいっても、さまざまな種類が販売されています。まずは自身の手で化粧水の感触を確かめてから選ぶようにしましょう。
(美容ライター 杉谷敦子
スキンケアブランドでビューティーアドバイザーをした経験を活かし、美容ライターとして活動中。3人の女の子のママ)
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