老化の3大因子に負けない!若々しい肌のためにすべきこと
つやプラ / 2019年7月16日 19時30分
皆さまは、「老化の3大因子」をご存知でしょうか? 美容の世界では「酸化」「糖化」「炎症」の3つが老化につながる大きな要因といわれています。
昔からよく聞く「酸化」、最近よく耳にする「糖化」、そして「炎症」。「老化の3大因子」というとき、第3の要素としてホルモン分泌や光老化などさまざまな説がありますが、今回は、3番目の因子として、お肌との関わりの深い「炎症」をとりあげます。
エステティシャンの筆者が、老化の3大因子を解説し、対策をご紹介します。
■酸化
「活性酸素」と「抗酸化」という言葉をよく耳にすると思います。
身体のサビといわれる活性酸素が体内で発生しすぎることで細胞にダメージを与えて、老化や不調などの原因につながるといわれています。肌でいうとシミ、しわ、乾燥、ニキビなどの原因につながります。
酸化を防ぐ対策としては、まず、活性酸素の原因になることを減らすこと。そして、活性酸素を除去したり無毒化してくれる抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することです。
活性酸素の原因となるものを減らしましょう
生活の中で減らしたい「活性酸素の原因になるもの」は、紫外線、ストレス、激しすぎる運動、化学物質(排気ガスなど)、タバコ、添加物の多い食事などです。
抗酸化作用をもつ栄養素を意識して摂りましょう
抗酸化作用をもつ食品や栄養素は、色の濃い新鮮な野菜やビタミンA・C・E、亜麻仁油などです。
ここ数年で流行ったスーパーフードやサプリメントは抗酸化作用が高いという理由で流行っているものも多いので、サポートにおすすめです。
■糖化
「身体のサビ」といわれる酸化に対して、糖化は「身体のコゲ」といわれています。
糖化は血液中の余分な糖分と体内のタンパク質が結びついて「AGE(糖化最終生成物)」というものをつくり、それが細胞などを老化させます。肌でいうと、たるみや黄ぐすみを引き起こす場合があります。
血糖値を急激に上げない食生活を意識しましょう
対策としては、糖分をとりすぎないことや、血糖値を一気に上げる食事をしないことが大切です。甘い物や炭水化物の過剰摂取はさけて低GI食を意識し、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
ちなみに、「よもぎ」は抗糖化に非常に効果的といわれています。よもぎ蒸しやよもぎ茶、ヨモギ葉エキス入りの化粧品なども良いでしょう。
■炎症
炎症は、傷ついた細胞を治したり、元の健康な状態に戻すための反応です。一時的なものであれば問題ありませんが、長期間繰り返したり、慢性化したりすると、お肌の機能が低下して、さらなる肌トラブルや老化へとつながってしまいます。
例えばお肌でもニキビや虫刺されのあとなど炎症が起きるとそれが「あと」になったり、炎症のある状態を繰り返すとお肌が老化に向かっていきますよね。
身体も同じように食生活や生活習慣やアレルギー、肥満など、さまざまな原因で炎症が慢性化すると、老化につながるといわれています。
抗酸化作用をもつ栄養素を意識して摂りましょう
対策としては、酸化と同じく活性酸素を減らし、抗酸化物質を摂取することが大切です。オメガ3や魚油に含まれる「EPA」や「DHA」などの炎症を抑えるものを摂取すると良いでしょう。
寿命が長くなり、人生100年時代といわれている今、できることなら健康で若々しい見た目で長生きしたいですよね。同じ年齢であっても体調を崩しやすい人や老けて見える人は、この「老化の3大因子」の影響の違いもある可能性があります。健康で美しくあるために、できることからやってみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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