加熱で健康成分が増加する!?あたためても美味しい果物3つ
つやプラ / 2019年11月30日 12時0分
常温で食べるイメージがある果物ですが、なかにはあたためても美味しくいただけるものもあります。
ベジ活アドバイザーの筆者が、温めると健康管理に役立つ成分の増加が期待できる「寒い季節にぴったりな果物」を3つご紹介します。便秘解消や冬の冷え対策におすすめですよ。
■「あたためても美味しい果物」3選
(1)バナナ
そのまま食べても美味しい「バナナ」ですが、加熱して食べるとより甘さを感じることができます。これは、バナナに含まれている「オリゴ糖」が加熱によって増えるからだといわれています。
オリゴ糖は腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やし、腸内環境を整えるのに有効な成分です。加熱したバナナに「シナモン」をふっていただくのも美味しいですよ。
(2)柿
研究によると、柿に含まれる「GABA」や「シトルリン」などの機能性成分は、加熱することで増加することがわかっています。
GABAはリラックス作用、シトルリンには血流改善の作用がそれぞれ期待されています。特にシトルリンは、その働きから冷えの緩和や改善、むくみ改善にも効果が期待できます。
柿は、抗酸化作用が高い「βーカロテン」をはじめ「葉酸」や「カリウム」「カルシウム」などを含む栄養価の高い果物です。美肌に役立つ「ビタミンC」も豊富に含まれていますので、冷えが気になっている人は加熱して食べてみてはいかがでしょうか。
(3)りんご
りんごは「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるほど、栄養価豊富です。
抗酸化作用が高いことで知られる「りんごポリフェノール」のほか、「クエン酸」や「リンゴ酸」などの有機酸も含んでいるのでアンチエイジングや美白・美肌などにも効果が期待されている果物の1つです。加熱したりんごの研究によると、りんごを焼くことで食物繊維の一種である「ペクチン」の抗酸化力が増えるのだそうです。
オーブンでじっくりと火を通す「焼きりんご」が美味しく感じる季節でもあります。りんごの加熱調理も、ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたか? 加熱しても美味しく、栄養価がUPする身近な果物を3つご紹介しました。寒い季節は果物を加熱してみてはいかがでしょうか。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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