朝ヨーグルトがむくみを招く?薬膳的むくみケアの基礎知識
つやプラ / 2020年3月7日 19時30分
皆さんは「むくみ」に悩んではいませんか? 筆者は仕事柄、美容や健康についてご相談を受けることも多いのですが、お悩みで多く寄せられるのが「むくみ」です。
顔や身体がむくんでいると、せっかくメイクやおしゃれをしても気分が沈んでしまいますよね。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、むくみやすくなる5つのNG行動と薬膳的ケアをご紹介します。
■むくみやすくなるNG行動5つ
(1)朝食にヨーグルトを食べることが日課
美容や健康のためにヨーグルトを毎日の朝食の定番にしている方は多いと思います。
しかし、朝に冷たいヨーグルトを食べると胃腸の調子が低下しやすく、体内の水分調整機能も低下させてしまう場合があるといわれています。
対策方法
むくみを感じやすいという方は、毎朝ヨーグルトを食べるのを控えて体温より温かいものを口にしましょう。
(2)外食や会食が多い
お酒を楽しむ外食や会食は、つい普段よりもお酒やごはんが進んでしまうものですよね。
しかし、食べ過ぎや飲みすぎは胃腸の調子が低下しやすく、むくみにつながってしまうといわれています。
対策方法
会食が多い方は一人で食事をする際は食べる量を少なくしたり、お酒は控えて消化の良い料理を口にするよう心がけましょう。
(3)デスクワークが多く、休憩時も座りっぱなし
仕事柄、ずっと同じ姿勢で作業をしなければいけないという人も多いでしょう。
しかし、長時間同じ姿勢でいるとむくみの原因につながってしまいます。特に、足がパンパンに張りやすくなってしまうことがあります。
対策方法
1時間に一回はトイレ休憩やお茶を淹れるなどして、席から立って歩く意識を持ちましょう。また、休日や退勤後に積極的に歩いて足腰を動かすこともおすすめです。
(4)腰回りを冷やす
普段、腰回りを温めるということは意識されていますか?
薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、腰回りを冷やすと「腎(じん)」という臓腑の働きが弱まり、むくみやすくなるといわれています。
対策方法
腎は年齢を重ねると若い頃より働きが低下しやすいので、40代女性は一年を通して腰回りを温める意識を持ちましょう。
(5)睡眠時間が少ない
仕事やプライベートと、働く女性の毎日はとても忙しいですよね。そのため、つい睡眠時間を削って頑張ってしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし、睡眠を削ることで不要になった水分を追い出す力が弱まると、むくみにつながることもあります。
対策方法
毎日同じ時間に眠ることはむずかしいかもしれませんが、寝る時間を決めると逆算して夜の時間を過ごすことができます。
ぜひ、タイムリミットを決めて夜の時間を過ごしてみてください。
■薬膳的「むくみケア」
利尿作用のある食材を食べる
むくみケアには、不要な水分を追い出すために利尿作用のある食材がおすすめです。
米、イモ類、豆類、キノコ類を一緒に食べることで、不要な水分を追い出す効果のアップが期待できます。
むくみケアにおすすめな食材
・白菜
・もやし
・小豆
・黒豆
・とうもろこし
・セロリ
・緑豆春雨
身体を温める食材を食べ、外側からも温める
むくみケアに冷えは大敵です。食事と外側から温めるWアプローチをしましょう。
「身体が冷えないように体温以上のものを口にする」「腹巻をする」「湯船につかる」など、ライフスタイルのなかで身体を温めることを心がけてみてください。
身体を温めるおすすめ食材
・ねぎ
・ニラ
・たまねぎ
・鮭
・鶏肉
・生姜
・こしょう
・かぶ
いくら食材に気を遣っていても睡眠時間を削ってしまっては、むくみは軽減されにくいです。ご自身で疲れやすいと感じている方は睡眠時間をたっぷりとることが大切ですが、頑張りすぎてしまう方こそ睡眠を大事にしてください。身体は思ったよりも疲れているものですよ。
ライフスタイルのなかで、むくみやすくなるNG行動にあてはまることはありましたか? むくみに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ
自ら抱えていた不調を、薬膳に出合い克服したことをきっかけに、同じ悩みを抱く女性の助けになりたいと思い、スクール歴代トップ5に入る成績で資格を取得。体質カウンセリング、レッスン、イベント開催の他、薬膳コラムも執筆中。簡単にできる薬膳の知恵をお届けしています。)
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