ぐっすり眠れないのは食事のせい?睡眠の質を下げるNG習慣
つやプラ / 2020年6月11日 20時30分
ストレスや忙しさから、寝ても疲れがとれないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。実は睡眠の質は、食事のとり方と関係しています。
管理栄養士の筆者が、睡眠の質を下げるNG食習慣をご紹介します。ぐっすり眠るために、普段の食生活を振り返ってみましょう。
■睡眠の質を下げるNG食習慣4つ
(1)寝る前に「カフェイン」を摂っている
カフェインには眠気を覚ます働きがあるため、寝る3~4時間前の摂取はNGです。どうしても飲みたい場合、コーヒーはカフェインレスのものにしましょう。
また、カフェインというとコーヒーのイメージがありますが、玉露や紅茶、栄養ドリンクにも注意が必要です。特に、お茶のなかでは玉露や抹茶など、若い芽を摘んでできたお茶にカフェインが多いといわれています。
麦茶にはカフェインが含まれていないため、寝る前の水分補給は水や麦茶がおすすめです。
(2)夕食を遅い時間に食べている
仕事などで、夕食が遅くなる場合もありますよね。ですが、満腹の状態で眠りにつくと、寝ている間も胃腸が消化を続けることになります。
胃が消化活動をしていると、身体は寝ていても脳が興奮している状態となり、寝つきが悪くなったり熟睡できていないのではないかといわれています。
なるべく、遅くても寝る2時間前までに食事を終わらせるようにしましょう。夕食が遅くなってしまった場合は、寝る時間も遅くするなどの工夫をすると良いでしょう。
(3)寝る前に空腹を感じている
「寝る前に空腹すぎると眠れない」という人も多いと思います。我慢して寝るのも良いのですが、温かい飲み物を飲むと気持ちが落ち着きますよ。
ゆで卵やチーズ、ヨーグルトなど、消化に負担がかからないものを少しお腹にいれておくことも良いでしょう。
(4)寝る前に冷たい飲み物を飲んでいる
私たちは眠る時に、身体や内臓を温めて休む準備をします。そのため、体温を上げておくと眠りにつきやすいともいわれています。
冷たい飲み物を飲むと内臓が冷えてしまうため、寝る前は常温のもの、または温かいものを飲むようにしましょう。冷たい飲み物も、寝る30分~1時間ほど前に冷蔵庫から出しておくと、飲みやすい温度になりますよ。
ぐっすり眠ることができると、健康面だけではなく、肌のコンディションも良くなるなどの嬉しいことがたくさんあります。毎日の食事や飲み物の摂り方を少し工夫してみると、眠りの質が良くなるかもしれません。
(フリーランス管理栄養士 今井尚美)
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