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暑さのせいだけじゃない?意外と多い「隠れ不眠症」チェック

つやプラ / 2015年8月5日 15時0分

毎日32度を超える猛暑が続き、夜も25度を超える熱帯夜が続く毎日。「最近寝付きが悪くって」なんていう人もいるのではないでしょうか。でも、その寝付きの悪さ、もしかするとそれは不眠症なのかもしれません。可能性をチェックしてみましょう。

■あなたはいくつ当てはまる? 隠れ不眠症チェック

□布団に入ってから寝つくまでに時間がかかる
□夜中、眠っている間に起きてしまうことがある
□起きたい時間より早く起きてしまい、それ以上は眠れないことが度々ある
□ 総熟睡時間が十分ではない
□全体の睡眠の質に満足していない
□日中、気分が滅入ることがある
□日中の活動が低下気味である
□日中に眠気がある

上記の中で当てはまるものが多いほど、不眠症の可能性が高まります。5つ以上あてはまったら、心療内科や精神科などを受診するといいでしょう。

■日本人の5人に1人が睡眠障害!?

厚生労働省のある調査によれば、5人に1人が「睡眠で休息がとれない」「何らかの不眠がある」と答えているそう。60歳以上では、実に約3人に1人が睡眠問題で悩んでいるというデータも。また、通院している20人に1人が「睡眠薬」を飲んでいるというデータもあるようです。意外と多く、身近な障害であることが分かります。

■原因は1つじゃない!?睡眠障害の主な要因とは

なりやすい「性格」もある

まずは、ストレス。神経質で生真面目な性格の人がストレスをより強く感じ、不眠にこだわりやすく、不眠症になりやすいと言われています。

身体の不調からくることも

次に、病気。高血圧や心臓病、咳・発作など、さまざまなからだの不調も一因になると考えられます。睡眠に伴って、呼吸異常や四肢の異常運動が出ることで睡眠が妨げられるという場合もあるようです。

こころの病気も一因に

3つめは、最近30代に多いとされているこころの病気。近年は、うつ病にかかる人が増えている。朝早くに目覚めてしまう「早朝覚醒」と、朝は無気力だけど、夕方にかけて元気になってくる「日内変動」が起こっていたら要注意。うつ病を疑って、心療内科を受診することをオススメします。

治療薬や覚醒作用のある成分

また、ほかの治療薬が不眠をもたらす場合も。降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤などが主ですが、コーヒーや紅茶に含まれるカフェイン・または煙草に含まれるニコチンにも覚醒作用があり、安眠を妨げる原因となります。また、カフェインには利尿作用もあるので、夜中トイレに行きたくなる「トイレ覚醒」も増えます。このほかにも、夜勤勤務などでの生活リズムの乱れ、騒音や光などの睡眠環境の影響、温度や湿度が適切でないことによる不眠があります。

■不眠症とオサラバする7つの方法

以下のような心がけで、ラクに眠れるようになるかもしれません。

・就寝・起床時間を一定にする
・睡眠時間にこだわらない
・太陽の光を浴びる
・長期的な有酸素運動
・自分流のストレス解消法を持つ
・寝る前にリラックスタイムをつくる

できることから試してみてくださいね。
(美容ライター 長岡宏江)

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