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やる気スイッチオン!ストレスケアに効果的なアロマの活用法

つやプラ / 2020年8月15日 19時30分

やる気スイッチオン!ストレスケアに効果的なアロマの活用法

仕事をしていても、いまいちやる気が起きないということはないでしょうか? 自分の気持ちや身体がついていかないと歯痒いですよね。

そういう時に、気分転換法を知っていると、自分自身をケアして気分をあげることができます。

嗅覚反応分析士のプロである筆者が、やる気が起きない時に気分転換できるストレスケア法をご紹介します。

■香りは本能と直結している?

私達は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚と、5種類の感覚機能を持っています。この五感のなかでも唯一、嗅覚だけは本能と直結しているといわれています。その理由は嗅覚の仕組みです。

他の4種類の感覚は、知性や理性に関わる「大脳新皮質」という部分に情報が伝わるため、好きか嫌いの前に、「それが何なのか?」ということを理解しています。洋服を買う時も、デザインや丈、素材などを見たうえで、好き嫌いの感情が出ます。

香りは感情のコントロールにも役立つ

一方、香りの場合は、香りを嗅いだ時に、本能の部分である「大脳辺縁系」にダイレクトに伝わります。

夕飯時に外から美味しそうな匂いがしてきた時に、何の料理かわかっていなくても「いい匂いだなぁ」と感じることは多いですよね。このように、何の香りを嗅いでいるかわかっていなくても、好き嫌いを判断できます。

さらに、「大脳辺縁系」は、自律神経を司る「視床下部」とつながっています。そのため、香りを嗅ぐことで気持ちが落ち着いたり、元気になったりと、感情のコントロールにも役立つ効果が期待されているのです。

■やる気が起きない時におすすめの香り

フルーティーな香り

フルーティーな香りが好きな方は、オレンジの果皮を絞って作られた「オレンジ・スイート」や「レモン」の香り、花の精油である「カモマイル・ジャーマン」を嗅ぐと良いでしょう。

スーッとした爽快感のある香り

スーッとした爽快感のある香りが好きな方は、葉っぱ系の「ラヴィンツァラ」や「ユーカリ」がおすすめです。どちらも清涼感がある香りで、香りを嗅ぐと鼻や喉の通りが良くなります。

また、ラヴィンツァラはインフルエンザ対策としても使われることがあります。

ウッディな香り

ウッディな香りが好きな方は、樹脂から抽出された「フランキンセンス」、松の葉から抽出された「ブラックスプルース」、葉っぱ系の「ティートゥリー」「サイプレス」「ローレル」がおすすめになります。

■アロマの活用法

精油は香りを嗅ぐ以外にも、湯船に入れたりボディ用マッサージオイルと混ぜたりして使うこともできます。

全ての精油が身体につけていいとは限らないので、マッサージや湯船に入れて楽しみたい方は、購入時にお店で、その使い方が可能な精油かどうか、確認するようにしてください。

また、アロマを持っていないという方は、上記でご紹介した香りのするフルーツやハーブティなどで代用してもOKです。

精油の使用量

湯船に入れる場合

キャリアオイル30mlに、お好きな精油を2〜3滴ほど混ぜて使います。

精油を直接湯船に入れると、水に溶けず肌に精油の原液が直接つくことになり、肌荒れの原因につながってしまいます。使用する時は、必ず精油を希釈する「キャリアオイル」と混ぜて使うようにしましょう。

ボディマッサージに使う場合

キャリアオイル50mlに対して、お好きな精油を10滴加えて混ぜます。キャリアオイルに混ぜる精油は単品でも構いませんし、好きな香りを混ぜてブレンドしてもOKです。

注意点

精油は質によって、身体につけるものと香りを嗅ぐだけのものにわかれています。

お風呂に入れる時やボディマッサージとして使う時は、直接肌につけるものになりますので、精油を選ぶ際に、「身体に使えるものかどうか」をお店の方に聞いて購入しましょう。

■香り以外でできるストレスケア

食事

お家にいる時間が長くなると、代謝が落ちて太りやすくなったり、手足が冷えてこりやむくみが出やすくなったりします。

そのような場合は、「白湯や身体を温める食材の入ったスープを飲む」「デトックス効果が期待できる食物繊維を意識的にとる」といったことがおすすめです。

また、チョコレートは血液循環を良くするのに効果的な食べ物なので、おやつを食べる時に意識してチョコレートを摂ってみてはいかがでしょうか。

入浴法

朝起きた時に身体がだるくて起きづらい、朝は頭が働かないという方は、朝に少し熱めのお風呂に入ることがおすすめです。

41度以上の熱いお湯は免疫力アップ効果が期待できますし、身体のだるさがとれやすく、頭もスッキリしやすいものです。

運動

やる気が起きない時は、なかなか運動をする気も起きないかもしれませんが、「腹筋」「背筋」「スクワット」などの筋トレやジョギングは、短時間で代謝が上がり、リフレッシュすることができます。

運動をする気になれない時は、窓を開けて日にあたるだけでも良いでしょう。1日20分くらい日を浴びるだけで、感情や気分のコントロールをする「セロトニン」が増えて、気分が穏やかになります。晴れた日は、意識的に日を浴びる習慣をつけてみてください。

■エイジング悩みにアプローチできる!?

自律神経は「副交感神経」と「交感神経」の2つがありますが、どちらかに偏ると、身体の代謝や消化、呼吸などに影響する場合があります。身体の代謝や消化が落ちたり、呼吸が浅くなると、美肌に必要な栄養や酸素が体全体に十分に行き渡らなくなります。

そのため、ストレスを抱えている時は、香りはもちろん、食事や運動、入浴によって自律神経に働きかけることが大切です。食事や運動、入浴のどれか一つだけでも効果が期待できますが、さまざまな角度からケアすることで、自律神経のバランスが安定しやすくなります。

今回は、環境の変化についていけず、気持ちが落ち込みやすい方に向けたストレスケア法をご紹介しました。ぜひ、参考にしてください。

(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)

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