「メガネ跡が消えにくい」がサイン!?肌の糖化を防ぐ習慣5つ
つやプラ / 2015年12月22日 12時0分
20代の頃の筆者は、自分が50歳になることを想像したことはありませんでした。時の流れは予想以上に早く、ふと気付くと50の大台に突入していて、肌の老化やボディラインの乱れに愕然とすることも。「若いうちから意識しておけばよかった!」と反省することが多々あります。まだまだ美しい30代・40代の皆さんにお伝えしたいのは、老化の原因となる「AGE」を溜めないこと。今回は、「糖化予防のために、今すぐ意識してやっておくべき習慣」をご紹介します。
■糖化の予防で未来の美が決まる!
30代・40代が、今のうちから気をつけておかないと溜まってしまい、排出できずに老化につながる物質。それは「AGE(糖化最終生成物)」。こればかりは、即席の美容法ではどうすることもできません。まだ糖化物質が溜まっていない今から意識することが、未来の「美」への投資になります。
老化の原因「AGE(糖化最終生成物)」って何?
「めがねや枕の跡がついたまま、なかなか消えない」「お肌に黄味がかったそばかすや、くすみが目立ってきた」などが起こってきたら、それは身体の糖化が進行してきたサインです。糖化は、今現在の食事の内容や、生活習慣を見直すことが一番のカギとなります。
(※糖化=AGEとは、Advanced Glycation End Products 終末糖化産物の略です)
■糖化の原因って一体何?
1. 体内で作られるAGE
血中の過剰なブドウ糖が、人間の身体の細胞や組織を作っているたんぱく質と糖が結びつくと、体温の熱で糖化が起きます。時間がたてばたつほど、毒性の強い物質に変化して、元の正常なたんぱく質に戻れなくなります。
2. 「糖とたんぱく質が加熱されてできたもの」を食べること
AGE値の高い食べものを食べ過ぎると、AGEが体内に蓄積されてしまいます。揚げ物、ステーキ、焼き鳥などの動物性脂肪食品や、ポテトチップス、フライドポテトなどが、AGE値の高い食べものとして挙げられます。。また、ホットケーキなどのこんがりキツネ色になっている部分がAGE値が高くなります。たばこもAGE値が非常に高いので避けたいものです。
■糖化が「美肌の大敵」な理由
真皮層の上にある角質層の細胞は、1ヵ月程度で総入れ替え(ターンオーバー)されるのですが、真皮のコラーゲン繊維(たんぱく質)の寿命は平均14から15年と長いため、その間にAGEが蓄積します。蓄積したAGEは、皮膚でもっとも重要な部分である真皮のコラーゲン繊維とエラスチン繊維が作っている立体構造に直接的なダメージを与え、くすみや、たるみ、ハリと艶のない「老けた印象」の肌になってしまうのです。
■お肌の糖化を防ぐ!具体的な対策ポイント5つ
糖質をなるべくとらないことが基本ですが、それ以外に糖化を防ぐ、毎日の食事に簡単に実践できる方法をいくつかご紹介します。
1. 調理の仕方を工夫して、できるだけ低AGE値の食品をとる
糖化度の少ない調理法は、生→ゆでる(蒸す)→焼く→揚げる→レンジの順です。加熱を極力おさえた「ローフード」が理想的ではありですが、普通の生活でローフードをメインに取り入れるのは至難ですよね。一度加熱されたお弁当や揚げ物などを、電子レンジで再度加熱する、などは実は超NG行動! おいしそうな焼き色が老化の原因とはちょっと悲しいのですが、美肌のためにグッと我慢!
2. 食後30分後に軽い運動をする
加圧スタジオのトレーナーに聞いたところ、「食後30分以内にスクワットすれば糖化しない」と言っていましたが、皿洗い程度でも少なからず効果があるそうなので、すぐに横になったりせず、身体を軽く動かす習慣をつけましょう。
3. 食べる順番に気をつける
食べる順番は、野菜→肉又または魚→ご飯またはパンの順がよいと言われています。糖質や食事の量を抑えるのは難しいことがありますが、食べる順番を変えるだけで糖の吸収を遅くできます。野菜(食物繊維)を先に食べるだけで、血糖値の上昇を抑えることができ、糖化しにくくなります。
4. ゆっくり食べる
短時間で一気に食べる早食いは、急激に血糖値をあげるのでNG。会話を楽しみながら、ゆっくり食事しましょう。1口30回程度を目安によく噛む習慣を身につけること。
5. 「ファイトケミカル」配合の化粧品を選ぶ
スキンケアには、抗糖化と抗酸化に役立つファイトケミカル成分(多種類のポリフェノールやテルペノイド)を配合した化粧品を選ぶのも大切です。蓄積したAGEを化粧品やサプリメントで体外に排出するのは残念ながら難しく、予防が重要に。外からもAGEが増えないよう、日々のケアを心がけましょう。
肌の表面の老化は、メイク用品を駆使することで何とかなります。が、深く刻まれたシワや、フェイスラインのたるみ、下垂した頬はすべて真皮の衰えが原因で、こればかりは他力での修正はほぼ不可能に近いと筆者は考えます。30代・40代のうちから、「糖化を防ぐ食べもの・食べ方」を意識すれば、未来の理想の外見を作り上げることができるはずです。「糖化」は見た目だけでなく、健康面にも大きな悪影響を及ぼしかねません。小さな習慣の積み重ねを大切に、いつまでも若々しく元気でいたいですね。
(経絡ボディメイクセラピスト/ミューフル・インストラクター 大出順子)
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