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髪型で老け見えしてない?定番ヘアをアップデートする一工夫

つやプラ / 2020年9月7日 20時30分

髪型で老け見えしてない?定番ヘアをアップデートする一工夫

40〜50代になると、女性は髪の変化が顕著にあらわれます。「10年前より髪が扱いにくくなったな」と感じながらも、変わらないヘアスタイルのままでいたりしませんか?

ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、つやプラ世代がついやってしまいがちな老け見えヘアと、その回避法についてお話します。

■40〜50代女性が気をつけたい髪事情

40代以上の女性の髪事情で、意識するべき点は2つあります。

(1)髪質にあったヘアケアアイテムを選ぶ

最近は、エイジング対応や質感調整のヘアケアが豊富になり、サロントリートメントやサロンで使用する薬剤の質も向上しました。

個々の悩みに沿った商品さえチョイスすれば、きれいを持続しやすい時代です。

(2)ヘアデザインに意識的になる

皆さんは、どのようなヘアデザインにしていますか?

自分自身でヘアデザインを意識できていないとマンネリに陥りやすく、いつのまにか他人の目には「なんか古臭いな」と映ってしまう場合があります。

■ひと工夫でアップデートできる「老け見えヘア」

(1)すだれ前髪は、貧相に見えやすい

以前、「パッツン前髪」が流行りましたよね。今でも10~20代女子の間では人気のヘアデザインです。ですが、大人になると、前髪だけまっすぐおろすスタイルは立体感がなく、地味に見えやすいので気をつけましょう。

人は年齢を重ねると、誰でも目元の印象が変化します。パッツン前髪は目元を強調するデザインなので、大人世代には目元が寂しく見えやすく、シミやシワも強調されがちです。

また、毛量の変化は顔まわりから現れやすいため、どうしても薄っぺらさが目立ってしまいます。

アップデート方法

髪を切るときに、やや多めの量で前髪を作ってもらい、「J」の字を描く程度に控えめな丸みを与えると、ふんわり感とツヤ・ハリ感が出て、女性らしい魅力が上昇します。

(2)運動会風ポニーは、今っぽさにかける

「今日は運動会?」とつっこまれそうな、しっかり&ぴったりまとめた高めのポニーテールも、大人女性には似合いません。きっちりとまとめると髪質や白髪も目立つうえ、動きがない分、輪郭ばかりが強調されてしまいます。

また、外国人のようなクセ毛風ニュアンスが好まれる今、ギュッと縛っただけの直線的なポニーテールは、時代に逆行する、まさに昭和な印象を与えてしまいます。

アップデート方法

ポニーテールにしたい時は、毛先を少しゆる巻きにするなどのニュアンスを与えた方が、女性らしい魅力が増します。

‟ぼんのくぼ”から指3~4本分上でまとめ、正面から見た時に結び目が見えないようにすると上品です。最後にゴム上の毛束を少しだけ引き出し、ふんわり感を与えることも、今っぽさのポイントです。

(3)生真面目風ハーフアップは、おしゃれに疎い印象

ストレートヘアのサイドをギュッとひっぱって後頭部でまとめただけのハーフアップは、大人女子に必要なフェミニン感や色気が全くない印象です。

アップデート方法

近ごろのトレンドは、ゆれ感や束感、無造作感がマストです。

ハーフアップにしたい時は、スタイリング剤などで動きを与えたり、ヘアアイロンで全体をゆるふわに巻いてから縛りましょう。この時、コームは使わずに手グシで毛束をすくうと、今っぽいルーズ感が生まれます。

(4)ストレートミディは、幸薄い顏をつくりやすい

ストレートパーマをかけたようなストンとしたストレートミディやロングヘアは、髪質に恵まれた方ならぜひトライしたいところですが、「ボリュームが減ってきた」「ハリ・コシや白髪が気になる」という方はさけたほうが無難です。

特に、トップやサイドがはりついたようにペターッとすると地味に見えるうえ、髪質の粗が目立ちやすくなります。ゆるふわや無造作が主流の世の中では、時代遅れな印象を与えがちです。

また、真っすぐな髪は輪郭を強調するため、頬のたるみやほうれい線、シワが目立ちやすくなり、幸薄い印象になる場合もあります。

アップデート方法

ミディ~ロングといったように髪の長さがある場合は、サイドやトップ、前髪がペタッとはりつかないよう、ブローで空気感を与えてふんわりさせましょう。

必要に応じてカットやパーマなどで立体感やボリュームを補えば、朝のスタイリングもラクになります。ふんわり感を足すだけで、顔立ちにも幸福感が加わります。

ほんのちょっと意識を変えるだけで、いつものヘアスタイルも簡単に今っぽく洗練された雰囲気に生まれ変わります。大人になるとマンネリになりがちなヘアスタイルですが、大事なことは定期的な‟更新”です。ほんのりと時代の空気をとり入れて、いつまでもフレッシュな自分を心がけたいですね。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

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