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ブラシで頭皮と髪の老化をケア!美髪を育むブラッシング術

つやプラ / 2020年10月1日 12時0分

ブラシで頭皮と髪の老化をケア!美髪を育むブラッシング術

ヘアアイロンの定番化やクルクルドライヤーの再燃、さらには無造作ヘアの流行により、今やブラシを使わない女性が増加傾向にあるそうです。

若年層よりはブラッシングをする習慣のある大人女性ですが、それでも「乱れた髪をただとかすだけ」「ドライの時に毛流れを直すだけ」という人もいらっしゃると思います。

ないがしろにされがちなブラッシングですが、実は、40代以降の女性にこそ「ヘアブラシによる髪のアンチエイジング」を実践してほしいのです。毎日行うブラッシングには、頭皮や髪の若返り効果が期待でき、ヘアロスや乾燥毛対策に役立ちます。

ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、ヘアブラシの効果的な使い方をご紹介します。

■美容のプロは、ブラシを使うのが常識

美髪で有名な美容家や毛髪診断士、そして女性美容師を取材していると、みなさん数本のヘアブラシを愛用されています。

ヘアブラシは単に髪の毛流れを整えるだけではなく、使い方次第で頭皮や髪のコンディションを飛躍的に向上させる役割があるため、髪のプロたちは目的に合わせてブラシを上手に使い分けているのです。

■3タイプのブラシを持っていると美髪力が上昇

3タイプのブラシを持っていると美髪力が上昇

ブラシの種類は豊富ですが、美髪作りに便利な一般的なブラシは3タイプです。

パドルブラシ

パドルブラシ

クッション部分に空気穴があり、ブラッシングによる頭皮への負担を減らすことができます。

また、ピン先が丸くなっているなど、頭皮が傷つきにくいのが特徴です。

獣毛ブラシ

獣毛ブラシ

ブラシ部分にイノシシや豚などの毛を用いる高級タイプです。

写真はイノシシタイプで、豚に比べて毛が硬く、使用する度に髪のツヤがアップします。

コーム

コーム

クシ形のタイプです。

目の粗いものと細かいものがありますが、写真は荒いタイプで髪のひっかかりがおこりにくいのが特徴です。分け目をつけるときにもコームは便利です。

■目的に合わせて使い分ける

次に、目的に合わせたブラシの使い方についてお話します。

シャンプー前に、パドルブラシでブラッシング

髪と頭皮についたホコリや過剰な皮脂などを、シャンプー前にブラッシングして浮かせておくと、洗髪できれいにオフできます。

また、シャンプーの泡立ちがよくなるので、本来シャンプーで落としきれないような汚れもすっきりと落とすことができます。

トリートメントを塗布する前と後に、コームを使用

シャンプー後に水気を軽く絞ったら、目の粗いコームで髪をとかします。絡まりがなくなることで、髪にトリートメントが均一にいき渡りやすくなります。

また、トリートメントを塗布した後もコームでとかせば、トリートメントの浸透力がアップし、髪のきしみもより軽減されます。

タオルドライ後は、パドルブラシで頭皮マッサージ

頭皮が血行不良になると、抜け毛や白髪の原因につながります。対策としてマッサージが重要ですが、「面倒で苦手」という人もいらっしゃいますよね。

そんな時にも、ブラシは大活躍します。洗髪後にパドルブラシで毛髪の絡まりを整えたら、ブラシを頭皮にあててやさしくポンポンと刺激したり、頭皮そのものをブラッシングしてマッサージをしましょう。

簡単ですし、血流アップも狙えるので、アンチエイジング効果が期待できます。

獣毛ブラシで髪にツヤをプラス

獣毛ブラシはお値段が高めですが、ひとつ持っていると半永久的に使うことができ、美髪力もグンと上がります。

特にイノシシの毛には上質な脂があります。イノシシの毛でブラッシングをすると、この脂が髪にいき渡り、つや感に歴然とした差が生まれます。ただし、ぬれた髪に使うと髪への摩擦が強まるので、必ずドライの状態で使用しましょう。

また、パソコンやスマホによる眼精疲労や頭のこりを感じた時も、獣毛ブラシで頭皮を刺激してみましょう。動物特有のハリ感あるブラシが刺激となり、リフレッシュできますよ。

■天然のクリームによるケア法も

頭皮には、天然のクリームと呼ばれる「皮脂」があります。根元から髪をとかすことで、この脂が髪にいき渡り、乾燥毛をケアしてくれます。

これは、今のようにスタイリング剤がない時代から行われているケア方法です。シンプルですが、自分の皮脂によるつや出しは、肌が敏感な人や髪にいろいろとつけたくない人にもおすすめのテクニックといえるでしょう。

裏技:ブラシでツボ押し

ブラシの持ち手の先で、頭頂部にある「百会のツボ(眉間と左右の耳の交差点)」を刺激します。百会のツボはストレス軽減が期待できるほか、眠気や眼精疲労の緩和や輪郭を引き上げる効果も期待できます。

デスクワーク中などに疲れを感じたら、ブラシの先でツボを押してみてください。お疲れモードの目もパッと開いて、気分もリフレッシュできますよ。

40代以降の女性にこそ、「ヘアブラシによる髪のアンチエイジング」を実践してほしいものです。毎日のブラッシングで頭皮や髪を刺激して、若々しい美髪を保ちたいものですね。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

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