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私にもある「2つの脂肪」って?お腹周りに脂肪がつきやすい理由

つやプラ / 2015年10月27日 12時0分

徐々に深まる秋の気配を楽しみながら、ボジョレーヌーヴォーの解禁を心待ちにしている人も多いかもしれません。「やはり、赤ワインにはお肉でしょ!」と美味しいレストランを検索している私ですが、やはり体重増加も気になります。しかも、太るのはなぜお腹からなのか? 不思議に思いますよね。そこで今回は、脂肪がお腹につきやすい理由についてご紹介します。

■味方になる脂肪があるってホント?

ぜい肉と聞けば、即座に「撃退!」「そぎ落とす!」と言った言葉が浮かぶほどの嫌われ者。ですが、本来は身体を守ってくれる素晴らしい機能を果たしてくれています。この脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2つの種類があります(脂肪の合成・分解・蓄積を行う細胞を「脂肪細胞」と言います)。

■知ってる?正反対の力を持つ「2つの脂肪」

「白色脂肪細胞」の力

細胞が機能するのを助け、体温を保つ、いわば断熱材の役目を果たしてくれます。ほとんどの脂肪は体温が下がり、出番が来るまでジッと動かず、私たちのお尻やお腹で待機しています。加齢とともに筋力が低下し、熱を産出する機能が低下してくると、この脂肪がお尻・お腹にますます集結し、これによっておばさん体型が出来上がるのです。

「褐色脂肪細胞」の力

もう一方の「褐色脂肪細胞」は、うなじや動脈の周囲にある、褐色(茶色)をしている脂肪で、熱を作り出して体温を維持したり、食事から取り入れた余分なエネルギーを燃やしていくという働きがあります。つまり、白色脂肪細胞と正反対の働きをするので、その働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費することができるので太りにくいと言えます。また逆に、活発ではない人は、エネルギーの消費も少なくなるので太りやすくなると言えます。

■お腹周りに脂肪がつきやすい理由

もう少し詳しく脂肪についてご紹介しましょう。食事から体内に入る脂肪のうち、体脂肪になるのは「中性脂肪」です。水に溶けない中性脂肪は、たんぱく質の分子と結合してリポタンパクという非常に小さな粒子になって血液に入り、その血液によって身体の各所にある脂肪細胞に運ばれ、取り込まれ、再び中性脂肪として蓄えられます。 さらに食事から摂った糖質も余ると、体内で中性脂肪として合成され、脂肪細胞に溜まります。こうして体内に脂肪(中性脂肪)が溜め込まれていきますが、身体はどこかで重心をとろうとして、おへそ周辺から脂肪を溜め込んでしまうのです。

■「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の見分け方

簡単な見分け方…「つまんでみる」

ちなみに、体脂肪というのは、内臓脂肪と皮下脂肪の両者をいいます。お腹周りに付きやすい脂肪ですが、内臓脂肪と皮下脂肪では、その性質がまったく違います。 皮下脂肪の簡単な見分け方は、つまんでみること。つまめる脂肪は皮下脂肪、つまめないのに太ったと感じるのは、内臓脂肪が付いている可能性大なのです。目に見えない内臓脂肪は「隠れ肥満」といわれ、メタボリック症候群を招きます。これを減らすには、エアロビクスやウォーキングなど有酸素運動が効果的です。

■お腹周りに脂肪をつけない方法2つ

つまんだ箇所が2cm以上あれば、それは「皮下脂肪」と言えます。皮下脂肪は、女性が臓器を守るためについています。冷えやすい身体を守る働きもあることから、保温の性質もある脂肪なので、減らしにくいと指摘する人もいます。減らすために、内臓脂肪・皮下脂肪の両方に共通して言えることは、
・軽い筋トレで筋肉量を増やし、基礎代謝能力を上げる
・有酸素運動により、エネルギーの消費効率を上げる
ということです。

いかがでしたか? お腹まわりに脂肪がつきやすい理由がわかったところで、もう一度太らないためのお約束である「摂取カロリー<消費カロリー」を思い出して、食べた分だけ動いて消費しましょう。LARではお腹まわりに効果的なストレッチやヨガ、エクササイズを多数紹介しています、ぜひ実践してみくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)

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