空気の乾燥と無関係!?カサつき肌の「潤い回復方法」4つ
つやプラ / 2015年10月21日 12時0分
ひんやりとドライな空気が心地よい季節。空気の乾燥に伴い、お肌のかさつきを感じ始めた人は多いのでは? 乾燥予防のため、アイテムを増やさなきゃと思っている人、ちょっと待って! この季節の肌の乾燥の原因は乾いた空気ではなく、他の原因がある可能性も。かさついた肌に濃厚なクリームを塗った直後はしっとりしているのに、なかなか肌の状態がよくならなかったという経験はありませんか? 肌乾燥の本当の原因を知り、本来の潤いを保つためのお手入れをご紹介します。
■「季節の変わり目に肌が乾燥」する本当の理由
夏の気温のピークは35℃以上の時もありましたが、10月に入ってからは朝晩冷えることもあり、20℃前後になっています。このように1年中、10℃前後の気温差がありながら、体温は年間を通してほぼ一定を保っているのです。自分で意思で調節しているわけではないので、「当たり前のこと」と思っているかもしれませんが、実はとってもすごいことを身体はやってくれています。
■体温を一定に保つことが身体の負担に!?
人間には「恒常性維持機能(=ホメオスタシス)」といって、周囲の環境が変わっても「一定の身体の状態を保つ」という性質が備わっており、無意識のうちに働きます。しかし気温差がありながら体温を一定に保つのは、かなり体力を消耗するので、身体には疲労がたまっています。そのような理由で季節の変わり目に体調を崩す人が増えますし、もちろん肌にも大きな影響が出てくるのです。内臓も含め、身体は疲労するとストレスを感じ、肌にも影響した結果、肌荒れやかさつきなどのトラブルが増えるのです。
■肌の乾燥=空気の乾燥ではない!?
このように肌の乾燥の原因は、空気の乾燥ではなく、季節や気温差による身体のストレスによるもの、という場合もあるのです。肌はラップ1枚程度の厚さしかありませんが、皮脂膜と角質層がしっかりした元気な肌であれば、空気の状態に左右されることはほとんどありません。
■「身体のストレスによる肌の乾燥」回復方法4つ
1.化粧品やお手入れを濃厚にするのではなく、休養や睡眠を十分にとり、適度な運動をして血行をよくしておく。
2.過剰なお手入れをせず、肌を保護する程度のシンプルなケアをして、自分の皮脂が出てくるのを待つ。
3.お風呂にゆっくり浸かる、岩盤浴やサウナなど、発汗する機会を増やす。休養も兼ねて、自然に触れたり、温泉に浸かったりするのもオススメです。
4.ジャンクフードや加工食品を極力とらず、栄養バランスのよい食事をする。ただし、内臓が疲れないよう食べ過ぎには注意しましょう。
お肌は化粧品や薬剤によるケアではなく、身体全体の休養を求めています。夏から秋だけでなく、季節の変わり目の肌の不調を感じたら、思い切って自分の心と身体にご褒美をあげて、ゆっくり休んであげましょう。
(経絡ボディメイクセラピスト/ミューフル・インストラクター 大出順子)
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