エイジングケアに最適?「ぶどう」の薬膳的効能&食べ方
つやプラ / 2020年10月4日 12時0分
美味しい「ぶどう」が出回る時期になりました。ぶどうは、40代以降の女性にとてもおすすめな果物です。
国際薬膳調理師の筆者が、薬膳的「ぶどうのおすすめポイント」を3つご紹介します。
■ぶどうの薬膳的効能3つ
(1)エイジングケアに
薬膳のベースの考えになっている中医学(中国伝統医学)の世界では、ぶどうはアンチエイジングにぴったりな果物だといわれています。中医学では成長ホルモンである「腎(じん)」という臓腑の働きを高めることがエイジングケアにつながると考えられていますが、ぶどうには腎の働きを高める「補腎(ほじん)」という作用があります。
腎が弱ると老化現象が年齢より出やすくなってしまう場合がありますので、補腎食材の1つであるぶどうを日々摂り入れてみましょう。
(2)疲れを癒す
疲れやすいという方にも、ぶどうはとてもおすすめです。
中医学の世界では、疲れを感じる時は身体の中のエネルギーの源である「気(き)」が少なくなっている状態だと考えます。ですから、疲れている時は気を補うことが疲労ケアにおいて必要なことです。
ぶどうには気を補う「補気(ほき)」作用が期待できますので、お疲れ気味の時にいただいてみてください。
(3)むくみケアに
デスクワークが多いとむくみを感じる方も多いのではないでしょうか。むくみを感じる時は身体に余分な水が溜まっているサインと考えますので、むくみを改善するためには余分な水を追い出す必要があります。
ぶどうには「利水(りすい)」作用といって、余分な水分を身体から追い出す効果が期待できます。普段からむくみに悩む方は、ぜひとも摂り入れたい果物の1つです。
■美容効果アップを狙うぶどうの食べ方
せっかくぶどうをいただくのであれば、ぶどうのもつ栄養をしっかりと摂れる方法でいただきたいですよね。美容効果アップを狙う効果的な食べ方を2つご紹介します。
丸ごと食べる
ぶどうを食べる時は、皮を剥かずに丸ごと食べましょう。
皮には肌や髪に栄養を与える「補血(ほけつ)」作用があるので、美肌や美髪効果が期待できます。皮を食べずに捨ててしまうと血を補う効果は得られないので、よく洗って丸ごと食べることを基本としましょう。
干しぶどうを選ぶ
今が旬のぶどうですが、旬が終わっても干しぶどうを食べると良いでしょう。干しぶどうには血をプラスする働きが生のぶどうよりも豊富ですから、日々の生活に摂り入れるとより美肌&美髪に導いてくれます。
ぶどうの旬が過ぎたら、干しぶどうをおやつやサラダに混ぜ込んで食べる習慣をつけましょう。
知れば知るほどつやプラ世代のお悩みに寄り添ってくれる果物であることがわかりますよね。スーパーや産地直売所でぶどうを見つけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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