実は高タンパク低カロリー!おでんの栄養価をUPする食べ方
つやプラ / 2020年11月27日 12時0分
肌寒い季節になると食べたくなる、おでん。何気なく食べていることが多いかと思いますが、実は普段不足しがちな栄養素を補給できる、優秀なメニューです。
管理栄養士の筆者が、栄養価をUPするおでんの食べ合わせをご紹介します。食べ合わせを考慮すると、老化対策もできるので、ぜひこれからの季節に意識して食べてみてくださいね。
■おでんは女性に嬉しいメニュー?
選ぶ具材にもよりますが、おでんは基本的に低カロリーで高たんぱく質。ダイエットにも適したメニューです。また、たんぱく質は熱を生み出す働きがあるため、冷え対策にもおすすめです。
一品でさまざまな食材を食べられるので、効率よく栄養素を補給できるのも、おでんの魅力といえます。
■食べ合わせで栄養価UP!おすすめの食べ合わせ
(1)トッピングにごまをプラス
ごまに含まれるビタミンEと、おでんの卵に含まれるセレンを一緒に摂ると、活性酸素を除去する働きが高まるといわれています。
活性酸素は、体の組織を老化させるため、髪や肌の老化につながりますし、生活習慣病などの原因にもなります。
組み合わせの良い栄養素を補給することで、効率よくアンチエイジングができますよ。
セレンは牡蠣にも多いので、“牡蠣おでん”など、関西風のおでんに仕上げても美味しくいただけます。
(2)トッピングに小口ねぎをプラス
小口ねぎには葉酸が含まれていますが、おでんのつみれなどに含まれるビタミンB12と一緒に摂ることで、貧血の予防になりますよ。
葉酸は、特に女性に必要な栄養素ですが、何かと不足しがちな栄養素なので、身近に食べられるおでんで葉酸が補給できると嬉しいですよね。
また、つみれは魚のすり身が原材料なので、脂質が少なく、良質なたんぱく質を補給できるのも魅力の一つですね。
(3)こんにゃく+きのこ・納豆
おでんの定番ともいえるこんにゃくには、カルシウムが豊富です。ビタミンDは、カルシウムの吸収率を上げる働きがあるため、ビタミンDが豊富なきのこ類・納豆を一緒に食べるのがおすすめです。
きのこは、煮物感覚でおでんに入れても美味しいですよ。
(4)副菜にはビタミンCを
おでんには緑黄色野菜を入れることが少ないため、副菜にはほうれん草の浸しや生野菜のサラダなど、ビタミンCが摂れるものを意識すると良いでしょう。
デザートに、いちごやキウイなどのフルーツを食べるのもおすすめです。手軽にビタミンCを補給できますよ。
おでんを食べるときに少し食べ合わせを意識すると、いつもより健康や美容に嬉しい働きを得ることができます。おでんでホッと一息ついて、寒い季節を健やかに過ごしたいものですね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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