40代は毛先より頭皮!冬のパサつき髪を招くNGヘアケア習慣
つやプラ / 2021年1月30日 19時30分
乾燥が気になる冬は、髪にとってもやっかいなことが増えてきます。今まで以上に髪が広がったりまとまらないなど、ヘアスタイルにストレスを抱える人もいらっしゃるでしょう。
美髪ケアとして、きちんとトリートメントをしているのにヘアラインがきれいに収まらない人には、共通の特徴があります。
ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、冬に髪が広がりパサつく人のNGヘアケア習慣をご紹介します。
■冬に髪が広がりパサつく人のNGヘアケア習慣5つ
(1)シャンプー後にアウトバスアイテムを使用しない
タオルドライ後、そのままドライヤーをかける人は実は少なくありません。「シャンプーの後に洗い流すトリートメントをつけたから大丈夫」と考える人も多いようですが、トリートメントは主に”髪の内部”に働きかけるもの。
反対に、熱ダメージによるヘアシルエットの乱れは”髪の外側“が大いに関係しています。そのうえ、年齢を重ねるとドライヤー熱に対する抵抗力がますます弱まり、乾かすことでどんどん「ドライ毛」を呼び起こしてしまう場合があります。
アウトバストリートメントで熱ダメージから髪を守る
ドライ毛を招かないためにも、「アウトバストリートメント」を活用しましょう。髪の表面をコーティングして熱によるダメージを防ぐ他、ツヤやまとまりをサポートします。
タオルドライ後はアウトバストリートメントやオイルをきちんと塗布し、髪がまとまる土台をつくる習慣を身に着けましょう。
(2)ドライヤーで髪が完全に乾かせていない
髪は、ぬれた状態から乾く時にクセがつきます。そのため、中途半端に髪を乾かした状態ではクセがつきやすく、翌朝まとまらない原因につながります。
オーバードライを気にする人もいますが、きちんとアウトバストリートメントを使用してから髪を乾かせば熱ダメージを和らげることができます。最低でも全体の90%は乾かし、ぬれた状態によるクセを残さないことが大切です。
根本の毛はしっかりと乾かす
特に、根元が半乾きだと根元からねじれたり潰れたりして、翌朝に広がりやクセが目立ってしまいます。
トップやサイドなどシルエットの要となる部分は、指で少し根元の毛束を引き出し熱がいき渡るようにしっかり乾かしましょう。
(3)髪質にあったスタイリング剤を使用していない
ヘアクリームをつければどうにかなるということではなく、髪質に合っていないと真逆の質感になってしまいます。まとまりのある髪を目指すタイプ、ボリュームアップタイプなど、きちんと目的にあったものを使用しましょう。
オイルや乳液タイプのスタイリング剤を
大人世代が使うスタイリング剤は、仕上げに使うワックスより、ブロー前に使用するオイルや乳液タイプの方が簡単で失敗は少ないようです。
朝、なりたい質感に合ったスタイリング剤やアウトバストリートメントを塗布してから軽くブローをすれば、”ふんわり”も”まとまり”もスムーズに決まります。
(4)ヘアアイロンやクルクルドライヤーに頼りっぱなし
シルエット作りを全てアイロンやクルクルドライヤーに頼ってはいませんか?
こういったアイテムを大人髪に毎日使用すると、熱ダメージの蓄積が早くなりダメージによる広がりを加速させてしまう場合があります。
髪の状態を見ながら、ときにはカーラーを使用して熱ダメージのないシルエット作りに切り替えましょう。カーラーは、特大、大、中などパーツによって大きさを使い分ければ、面がきれいに整ってツヤ感のあるシルエットを作ることができます。
ホットカーラーも◎
ホットカーラーなら、より簡単にクセがつきます。アイロンより熱の温度が断然低いので安心です。
(5)髪のお手入れが毛先ばかりに集中している
ダメージが目立つ毛先ばかりを気にして、お手入れが毛先中心になってはいませんか? 特につやプラ世代は、10代~20代のころに枝毛・切れ毛ケアが流行していたためどうしても毛先以外のお手入れに無頓着な場合が多いようです。
髪は土壌である頭皮が健やかでないと、やがて薄毛や抜け毛、細毛といった髪老化の進行が早くなりやすいです。毛が痩せると当然シルエットが崩れてしまいますから、頭皮ケアを怠らないことが重要です。
エイジング対策用のシャンプーや頭皮ローションを活用
エイジング対策用のシャンプーを選択したり、洗髪後に頭皮ローションを習慣化することも大事です。頭皮ローションは肌の化粧水と同じ役割と考え、頭皮の乾燥対策や栄養補給として毎日使用したいですね。
面倒と考える方もいるようですが、肌に化粧水をつけないとあっという間に乾燥してしまいます。頭皮も同じように捉え、バスルームやパウダールームにアイテムを常備してタオルドライ後そのまま塗布する習慣を身につけましょう。
5つの間違ったヘアケア習慣、なにか思い当たる個所はありましたでしょうか? 年代に合ったお手入れに軌道修正し、冬はもちろん、これからの髪を健やかに保つ習慣を身につけましょう。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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