松本千登世さんに聞く、つやプラ世代が今選ぶべきベストコスメ
つやプラ / 2020年11月27日 15時0分
2020年もたくさんの名品コスメが誕生しました。その中から、40代からの女性が今使うべきベスト・エイジングケアコスメを、美容エディター、ライターの松本千登世さんに教えていただきました。
さらに、2020年の美容のトレンドを振り返りながら、2021年に注目すべきコスメの特徴の予測まで、美容好きが今知っておくべき注目ポイントについて、詳しくお聞きしました。
■“美容する意味”を問われ“必要な美容”は何かを考えた一年
ーー2020年、コロナ禍における美容・コスメのトレンドや、つやプラ世代の女性たちの美容事情について、どういう特徴が見られましたか?
「誰にも会わない、どこにも行かない。ステイホームで、改めて自分に向き合い、自分を見つめ直し、その上で『美容する意味』を問われた人も多いと思います」
「スキンケアは何のため? メイクアップは誰のため? そこで、出た答えはおそらく「自分のため」であり「自信を持つため」。
スキンケアの需要や消費が広がり、スペシャルケアや美容機器、ヘアケアやボディケア、フレグランスにまで広がりを見せたのは、きっと、自分のために、自信を持つために、時間と手間をかけたいという気持ちの表れに違いありません」
「マスクで顔の『下半身』が覆われていることで、アイメイクには注目が集まり、リップメイクには関心が薄れ、消費行動が大きく変わりました」
「そしてマスクは、擦れや蒸れによる乾燥や肌荒れ、加えて表情が乏しくなることで萎みやゆるみ、たるみで一気に老けたという悩みを抱えている人も多かった。
見えている目元の悩みがより気になった人も。敏感肌ケア、たるみケア、アイケアに関心が寄せられたのはそのためだと思います」
「一方で、会議も飲み会もオンラインになって、鏡ではなく他人の目で自分を見る機会が増えたので、『見られる自分』『見せたい自分』への意識が高まった人も。
元気そうに見せるためにはどうしたら? 上機嫌に見せるためにはどうしたら? といった、少し引いた目線で自分を捉えて、必要な美容は何かを考えた人も多いのではないでしょうか?」
■「クリーンビューティ」が時代の流れと女性たちの意識にフィット
ーー2021年の美容・コスメのトレンドについて、注目すべきポイントを教えてください。
「コロナ禍で気づかされた美容の本質。自分軸を持って、逞しくありたい、しなやかでありたい……。
そのために研究・開発されたわけではないけれど、奇しくも、肌の根本へと働きかけるエイジングケア、肌にも人にも環境にも地球にも優しいクリーンビューティが時代の流れ、女性たちの意識にもフィット」
「2021年は変わらず女性たちは本質を求め、より、その分野が進化、深化して行くのではないかと思います」
「メイクは『マスクだから』『オンラインだから』から一歩抜け出してもっと自由になり、より積極的に能動的に楽しみたいという意識が高まって、メイク熱が戻る気がします。いや、戻ってほしいと願います」
■松本千登世さんが選ぶ、ベスト・エイジングケアコスメ<スキンケア編>
コアエフェクター/ファンケル
18ml 税抜価格7,300円、レフィル 税抜価格6,800円
「医療分野で研究が進んでいた抗酸化成分『チオレドキシン』に肌への新機能を発見し、独自配合に成功したという美容液」
「洗顔後のまっさらな肌にすーっと心地よくなじんで、肌の土台となる力に働きかけて、肌質も悩みも、ひいては年齢をも超えて、すべての肌をコアから格上げしてくれる……」
「逞しさとしなやかさを育んで、環境にもライフスタイルにも年齢にも揺らがない肌へと導いてくれる。今、求められている一本だと思います」
■松本千登世さんが選ぶ、ベスト・エイジングケアコスメ<メイク編>
ソーラーティンティドグローフロー/THREE
全7色 30mL 税抜価格4,800円
「UVプロテクター×メイクアップベース×ファンデーションの3役。ダメージを防ぎながら、『塗ってる? 塗ってない?』という『いい』『加減』の絶妙さをさらりと作る」
「じゅわっと生き生きとしたツヤを湛え、素肌以上の素肌を演出してくれるから、マスクでもオンラインでも、どんなファッションでもどんなシーンでも、いつでもどこでも堂々としていられる。
自分の肌、結構好き、と言える肌は、こんな時代に心強い味方になってくれると思います」
【松本千登世さん プロフィール】
美容エディター、ライター
1964年生まれ。航空会社の客室乗務員、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。数多くの美容誌、女性誌で連載・特集の執筆を行う。長年にわたる美容に関する取材で得た知識と審美眼を通して綴られる美にまつわるエッセイは幅広い年代に人気。著『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる 「いい加減」美容のすすめ』(講談社)、『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』(PHP研究所)などがある。
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