納豆+お酢で心のゆらぎが楽に?更年期を乗り切る薬膳の知恵

つやプラ / 2021年1月6日 19時30分

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イライラしていたかと思えば、いきなり気持ちがズーンと沈んでしまう……。つやプラ世代の皆さまには、更年期特有の気持ちのゆらぎが訪れるタイミングがあるのではないでしょうか。ですが、そんなに自分を責めないでください。なぜなら、薬膳のベースである中医学(中国伝統医学)では全部説明がつくからです。

薬膳のプロである筆者が、更年期に気持ちがゆらぐメカニズムとゆらぎを軽減させるためのヒントをご紹介します。

■イライラした後に落ち込むのはなぜ?

中医学では、臓腑が弱ると出やすい感情があります。怒りっぽい、落ち込むという感情は「肝(かん)」という自律神経をコントロールしている臓腑が弱っているサインでもあります。

肝は、身体のエネルギーである「気(き)」の巡りをスムーズにする働きと気持ちを安定させる「血(けつ)」という物質を貯蔵する臓腑です。ですので、気がスムーズに巡らなくなると怒りとなって現れ、血が減ると落ち込みという感情がでやすくなります。

肝はストレスにとても弱いので繊細で頑張り屋な方は肝の働きが低下しやすく、気持ちのアップダウンが起こりやすくなってしまうのです。

■気持ちのゆらぎを和らげるための薬膳ライフ

(1)良い香りの食材と酸味のある食材を味方につける

柑橘類、大葉、ジャスミン茶など、香りの良い食材は気の巡りをスムーズにする作用があるので、イライラした気持ちを軽減させます。お酢やレモンなどの酸味のある食材は肝の働き自体をアップさせる働きがありますので、毎日の食事に大葉をトッピングしたりお酢料理を増やしましょう。

納豆にお酢を入れると、さらに気持ちのゆらぎを和らげる効果が狙えことができるうえ、美味しいのでおすすめです。

(2)大きく深呼吸

ストレスを感じている時は呼吸が浅くなりやすいです。呼吸が浅くなると、気の巡りが滞りイライラする原因につながります。

イライラしたら、まずは「一旦落ち着こう」と大きく息を吸い込んで深い呼吸を意識しましょう。

(3)ゆらぎやすい人こそ睡眠を疎かにしない

睡眠は気と血を補い、それぞれの臓腑を修復する時間です。気と血の量が足りていないと、気と血の巡りが悪くなり滞りやすくなります。

ですので、寝不足は気持ちがゆらぎやすくなる最もNGな習慣です。夜中の1時~3時は肝の時間帯ですので、この時間帯に熟睡すると肝の働きアップを狙えるのでゆらぎにくくなりますよ。

■気持ちのゆらぎは自分の性格の問題ではない!?

最後に少しだけ、筆者の話をさせてください。筆者が薬膳の世界に飛び込んだのは、気持ちのアップダウンが激しい自分に振り回されるのをやめたいというのがきっかけでした。

薬膳を学んでいくうちに、気持ちのゆらぎは生活習慣や食事が自分にあっていなかっただけで、自分の性格の問題ではなかったということを知り、とても気持ちが軽くなりました。中医学では不調になるのもの全てに説明がつき、それに対して具体的なアプローチがあるという明確なところも自分を良い方向にもっていける強みだと感じます。

ですので、今、気持ちのゆらぎに悩んでいる方は、性格の問題ではなくて食事や生活習慣がご自身に合っていないからかもしれません。どうかご自身を責めず、今回ご紹介したことを生活のなかにとりいれて暮らしや食材に目を向けるとことから始めてみてください。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

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