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第三の肩こり解消法?葛根湯も◎「コリ解消漢方薬」の選び方

つやプラ / 2015年12月11日 12時0分

本格的な寒さの到来と同時に、血流も悪くなり肩や首のコリ、そして背中の強張りが辛くなるという季節もやってきました。ゆっくりと湯船につかる時間もないくらい忙しいのが師走。せめてこまめに縮こまった筋肉をストレッチするという手もありますが、それ以外にもおすすめしたいのが「漢方薬」。ぜひ今年の冬の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

■血流改善には「葛根湯」もおすすめ

 まずは、市販の漢方薬ではじめに選ぶべきなのは、「葛根湯」です。「葛根湯」は、風邪のひきはじめや、悪寒を感じたときなどに飲むべき漢方薬というイメージが強いですが、実は、血流改善をサポートする生薬が含まれているので、肩こりや背中の強張りにもたいへん効果的で、即効性もあります。症状が辛いという方は試してみてください。

■気巡りor血巡り?タイプ別「生薬」の選び方

もっと本格的に、きちんと肩こり体質を改善したい方にも漢方薬はおすすめです。 漢方では、身体を構成する3要素の「気・血・水」のなかで、生命エネルギーの「気」がスムーズに全身を巡っていなかったり、「瘀血(おけつ)」という、血流が一部に滞っている状態が、肩こりが起こる原因のひとつと考えられています。そんなときは、これらの気と血の症状を緩和する漢方薬が処方されます。服用する場合は必ず専門の方に診てもらいましょうね。

イライラしやすい人におすすめの生薬

 例えば、イライラしやすい方は「気」に問題があるのかもしれません。 「気」の問題が原因で起こる肩こりを緩和するなら、「柴胡(さいこ)」という生薬が含まれる漢方薬がおすすめです。市販の漢方薬でもこの生薬の名称が表示されていれば、気巡りにつながる生薬ということをご参考いただければと思います。

<柴胡の表示例>
・大柴胡湯(だいさいことう)
・小柴胡湯(しょうさいことう)
・柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)など

<おすすめ食材>
気の巡りに問題がある方は、香りの高い紫蘇やミツバ、生姜、クレソンなどの野菜や柑橘類、身体を温める作用があるスパイス類がおすすめです。

目のくま・肌くすみ・生理の時の血の塊が気になる人におすすめの生薬

また、「目の下のクマが気になる」「生理時に血の塊が多い」「お肌がくすみがち」という人は、「血」が滞っているのかも。その場合は、「桃仁(とうにん)」「川芎(せんきゅう)」「芍薬(しゃくやく)」などの生薬が、血の滞りの改善に役立ちます。

<血の巡りをスムーズにする漢方薬>
・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)などが代表的です。

<おすすめ食材> 
血の巡りをよくするためには、黒糖や黒豆、キクラゲなどの黒食材、納豆やお味噌などの発酵食品など、香り高い野菜やスパイス類がおすすめです。お茶ならば、香り高く、血の巡りをスムーズにしてくれる「ローズ茶」がおすすめです。

日頃の食事でも、「気巡り」「血巡り」に効果的なものを積極的に摂りましょう。今年の冬は積極的にローズ茶を飲んでみて、肩こり知らずの血巡り美人を目指してくださいね!
(美巡セラピスト&漢方美容家 余慶尚美)

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