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静電気で髪のダメージが悪化する!静電気を防ぐWケアとは?

つやプラ / 2021年1月22日 20時30分

静電気で髪のダメージが悪化する!静電気を防ぐWケアとは?

冬は静電気で髪が広がり、その毛束が顏にまとわりつくと不快な思いをしますよね。髪に静電気を感じるとまとまりにくく、鬱陶しいものです。そして、大人のエイジング毛は帯電しやすいということを知っていますか?

ヘアジャーナリストの筆者が、冬のストレスを招く「髪の静電気対処法」についてお話しします。

■静電気は気温と湿度が原因!?

冬場に静電気が発生しやすいのは、気温と湿度が大きく関係しています。気温25度以下、湿度が20%を下回ると静電気によるトラブルは一気に増えるようです。

静電気は水分を通じて空気中に放電される特徴があるため、気温・湿度が共に高い夏場はほとんど静電気を感じません。反対に空気が乾燥する冬は静電気が放電できないため、私たちの身体や髪に頻繁に発生しやすいのです。

■エイジング毛は静電気の影響を受けやすい

子どもの頃、下敷きを頭頂部にこすりつけてそこで発生する静電気を自慢げに友達に披露した経験はありませんか? このような行動から「静電気は子どもに起こりやすい」と思う人もいるようですが、これは磁石のS極とN極が引き付け合うようにマイナスの静電気(下敷きの素材)とプラスの静電気(髪)をわざと引きつけることで起こる”意図的な現象”です。

その一方、大人のエイジング毛は日常的に静電気を引き起こしやすいです。これは、髪やせが主な原因として挙げられます。

子どものころは髪一本一本がパンと張った状態でしたが、加齢と共に髪が痩せたと感じる人は数多くいます。髪内部の水分が少なくなることで毛がしぼみ、一本一本が痩せて細くなったためです。

水分を抱え込めない髪は乾燥していますから、当然静電気が起こりやすいのです。

■大人髪を悩ます静電気ダメージ

静電気が起きることで髪表面のキューティクルがはがれやすくなると、髪内部のたんぱく質やわずかに残る水分が流失しやすくなります。すると、さらにパサつきやすくなり切れ毛や広がりを起こしたり、髪のもつれの原因につながります。

また、静電気はホコリなどの空気中の汚れも引き寄せやすいため、頭皮を汚したりかゆみを誘発する場合もあります。時期的なものと諦めずに、きちんと対策をしていきましょう。

■ヘアケアはWケアが大切

インバス

静電気をさけるためには、まずインバスの注意点をご紹介します。先ほどお話ししたように、大人の髪はただでさえ水分をキープすることがむずかしくなっています。なので、シャンプー剤はアミノ酸系を使用して、髪の内部に水分を閉じ込めましょう。

そして、皮脂のとり過ぎも乾燥の原因につながるため、洗髪は一日1回までとします。髪や頭皮の乾燥が激しい人は、冬場は2日に1回のシャンプーで十分な場合もあります。髪のコンディションを見ながら、ベストな洗髪の回数をみつけましょう。

トリートメントに関しては、髪の内部にうるおいを閉じ込める「エモリエント処方」を謳うタイプがおすすめです。

アウトバス

髪内部の水分量をインバスでコントロールしたら、アウトバスで外気の乾燥から髪を守ります。その際、特におすすめなアイテムは「ヘアオイル」です。

タオルドライ後に毛先からなじませ、ドライヤーで乾かしましょう。髪が乾いた状態でもパサつきを感じる場合は、再度ヘアオイルを極少量だけ髪の中間から毛先のみに塗布します。

このように髪の内側と外側のWケアをすることで、真冬でも静電気の起こりにくいしっとりウルツヤ髪をキープしやすくなります。

■加湿器やハンドクリームの活用も

今回ご紹介した髪そのものを労わるケアも大切ですが、加湿器を使って部屋の湿度を50%~60%に上げることも大切です。日中に静電気が気になったら、ハンドクリームを薄っすらと髪になじませるだけでも落ち着きます。

この他、服はポリエステル素材をさけ、綿や麻をチョイスするだけでも静電気対策となります。

冬になると起こる静電気ストレス。今年こそ、しつこい静電気から上手に自分を守ってみてください。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

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