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更年期で太りやすい体に?痩せやすい体になるための基礎知識

つやプラ / 2021年1月30日 20時30分

更年期で太りやすい体に?痩せやすい体になるための基礎知識

「前までは、食べ過ぎても少し気をつければすぐに体型が戻ったのに、最近は痩せにくくなった」と、感じてはいませんか? それは、もしかすると「基礎代謝」が関係しているかもしれません。

フィットネス美トレーナーの筆者が、痩せやすい身体作りにかかせない「基礎代謝」についてわかりやすくお伝えします。

■「基礎代謝」とは?

「基礎代謝」とは?

「基礎代謝」とは、私たちが生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことをいいます。身体を動かすとエネルギーは消費されますが、実は動かなくても私たちはエネルギーを消費しています。

身体を動かさなくても消費される1日あたりのエネルギー量は、一般的に成人女性では約1200キロカロリー、男性が約1500キロカロリーといわれています。寝ていても私たちは息をしていますし、心臓や内臓は働いていますよね。

夏の暑い日や冬の寒い日も一定の体温を維持したり、寝ている時も生命を維持するために私たちのエネルギーは消費されているのです。基礎代謝は成人になるまでは高くなり、その後は年齢とともにゆっくりと下がっていきます。

■更年期ごろから基礎代謝が急激に落ちやすい!?

「歳をとると太りやすくなる」と、よく耳にしますよね。大きな原因は「筋肉量減少」と「更年期による女性ホルモンの減少」が考えられます。

私たちの身体を動かし活動するための「筋肉量」も、残念ながら加齢に伴い減少していきます。筋肉量が減れば、おのずと基礎代謝量も減少していきます。

さきほど説明したように基礎代謝とは、「寝ているだけでも消費されるカロリーの量」のことなので、基礎代謝が低ければ太りやすい身体となってしまいます。

身体の調節機能も低下!?

女性ホルモンが減少することによって、「身体の調節機能」も低下しやすくなります。

女性ホルモンの「エストロゲン」はコレステロールを適切に調節する働きがあります。このエストロゲンが減少すると、「悪玉コレステロール」が上昇しやすくなり太りやすくなるということです。

これらの特徴を理解して、太りにくい身体づくりをしていきましょう。

■筋トレをして基礎代謝アップを狙う

筋トレをして基礎代謝アップを狙う

基礎代謝のエネルギー消費を行う部分は、筋肉、脳、臓器です。これらのなかで、一日のうちに最もカロリーを消費するのが、筋肉と肝臓と脳です。

自分で臓器を鍛えることはむずかしく、私たちが自分で鍛えることができるのは「筋肉」です。なので、日々の生活のなかで筋トレを習慣にして基礎代謝をアップを目指しましょう。

■更年期にもおすすめ!自律神経を整えるヨガ

更年期にもおすすめ!自律神経を整えるヨガ

ヨガは、ポーズとともに「呼吸」をコントロールしていきます。呼吸をコントロールすることで、自律神経を整えることにつながります。

自律神経は、脳の視床下部でコントロールされています。活動的な「交感神経」と、リラックスしている時に働く「副交感神経」の2種類があり、これらがバランスをとりながら心身を正常に保っています。

この自律神経のバランスが崩れると、脳の視床下部に混乱が生じる場合があります。そうなると、女性ホルモンの分泌にも影響が出やすくなり、分泌バランスが乱れてしまう場合もあります。

つまり、自律神経のバランスを整えることは、女性ホルモンの分泌のバランスを整えることにもつながるということです。深い呼吸とともに、気持ちよく全身を動かして心身ともにリラックスしましょう!

基礎代謝についてお伝えしましたが、運動の他にもバランスのとれた食事も大切です。健康の3要素「運動・栄養・休養」のバランスを意識してくださいね。

(フィットネス美トレーナー MIKA)

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