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プラス1で美容効果がUP!あの常備菜を食べるべき薬膳的理由

つやプラ / 2021年1月23日 19時30分

プラス1で美容効果がUP!あの常備菜を食べるべき薬膳的理由

定番の副菜である「切り干し大根」は、胃腸を労わる組み合わせだということを知っていましたか? 胃腸の弱りは心身の不調につながりますから、胃腸を労わる切り干し大根の煮物は日々の食事にプラスしていただきたい副菜の1つです。

薬膳のプロである筆者が、切り干し大根にプラスして効能アップを狙う食材をご紹介します。

■切り干し大根の煮物の効能

にんじんには胃腸の働きを高める効能と肌や髪、心に栄養を与える「血(けつ)」を補う作用があり、大根は消化をスムーズにする働きが期待できます。このように、切り干し大根の煮物は胃腸にやさしい食材同士を組み合わせているので、胃腸を整える効果がとても期待できます。

「煮る」という身体にやさしい調理法もポイントです。胃腸は油料理や辛い物、加熱していないものを食べると働きが鈍くなりやすいので、煮る・蒸す・茹でるが理想の調理法となります。

■食材のパワーをいかす「切り干し大根の煮物」の作り方

(1)切り干し大根は水で戻しておき、にんじんは細長く切りましょう。戻し汁は捨てずにとっておいてください。

(2)油を引いた鍋ににんじんを入れて炒め、切り干し大根も入れて炒めます。

(3)大根の戻し汁、醤油、みりん、甜菜糖を入れて汁気がなくなるまで煮詰めます。最後にみりんとお醤油を少しだけ入れて、もうひと煮立ちさせたら完成です。

出し汁や顆粒だしは不要!切り干し大根の戻し汁を活用する

切り干し大根を水に戻した時の水を捨ててはいませんか? その戻し汁にこそ栄養と旨味がぎゅっと詰まっています。

つい面倒で顆粒だしに頼りたくなる時もあるかもしれませんが、顆粒だしばかりに頼っていると塩分が多くなる場合もあります。素材の美味しさを感じられる調理を心がけてください。

にんじんは「油+加熱料理」が◎

作り方はさまざまですが、栄養アップを狙うのならばにんじんは油と一緒に炒めましょう。

にんじんは油と相性が良く、加熱することでより栄養を吸収しやすくなります。どんな種類の油でもいいのですが、ごま油を選ぶと風味もよくなり便秘改善も狙えるのでおすすめです。

■切り干し大根の煮物にプラスしたい食材

切り干し大根とにんじんの定番の組み合わせもいいのですが、そこへ食材をプラスしてさらに効能アップ狙ってみましょう。

大豆

大豆には、胃腸を労わる働きが期待できます。にんじんや大根も胃腸を労わる組み合わせなので、そこに大豆が加わることでさらに胃腸を労わる一品となります。

大豆が入ることで食感がプラスされると食べ応えも出ますので、ぜひプラスしてみてください。

ツナ缶

便利なツナ缶を常備している方も多いのではないでしょうか。ツナはにんじんと同じく血を補う食材ですので、美容面で嬉しい効果が期待できます。

ツナ缶のオイルは、にんじんを炒める時に使うとよいでしょう。また、このオイルには旨味がぎゅっと詰まっていますので、しょうゆの量を減らして調理してください。

薬膳はレシピがむずかしいと思われがちですが、定番の美味しい組み合わせは理に叶っているものが多いのです。切り干し大根の作り方やプラスワン食材を参考に、食べる習慣を身につけてみてください。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

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