ぺたんこ髪の原因は?髪が寂しく見える人のNGヘアケア習慣
つやプラ / 2021年2月26日 21時30分
40代以降になり、ふとした瞬間に「私、髪のボリュームが減ったかも!?」と焦った経験はありませんか? もちろん、髪も老化しますから、加齢と共に毛量が減少するのは仕方のないこと。ですが、薄毛に見える原因が全てエイジングによるものとは限りませんし、まだまだふんわり感のあるシルエットを演出することが可能な場合もあります。
では、なぜ髪が薄く見えるのでしょうか。ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、髪が薄く見える人のNGヘアケア習慣と、その主な原因&対策方法をご紹介します。
■髪が薄く見えやすいパーツ
自分自身、そして人からも「髪が薄くなった」と思われやすい部分は、トップとサイド、そして前髪です。
トップは根元が潰れることでペタンとした印象になりますし、顔周りに張りつくようなサイドはハリやコシ感がなく、髪が弱々しく見えてしまいます。前髪の左右端っこにある顔周りの毛が細くペラペラとすると、額も不自然に見えて薄毛っぽいシルエットになる場合があります。
実際、髪が痩せて細くなったり抜け毛が増えることで薄毛に見えるケースもありますが、大人女性の場合は無意識に行うヘアケア習慣がトップ・サイド・前髪を薄く見せていることも多々あります。
では、具体的にどのような習慣が薄毛風のヘアに見せてしまうのか、代表的なケースを以下にまとめました。
■髪が薄く見える人のNGヘアケア習慣
トリートメントを髪全体にたっぷりつけている
ほとんどのトリートメントは、毛髪を修復に導くためのアイテム。頭皮用トリートメントでない限り、髪だけになじませることが正解です。また、生えてきたばかりの根元の髪は健康毛のため、トリートメントは必要ないと考えましょう。
つまり、中間~毛先のみにトリートメントをなじませるのですが、勘違いして根元からべったりと塗布してしまうと、頭皮にまでトリートメント剤がついてしまいます。そのうえ、トリートメント塗布後は軽くすすぐ程度の人も多いため、頭皮にトリートメント剤が残ってしまうケースも少なくありません。結果、頭皮に余計な油分や汚れが蓄積し根元が重くなることもあります。
また、毛穴に汚れが詰まると正常な形で毛が生えにくいため、よじれたり細くなったりしながら生える場合があります。毛髪もピンと立たずにペタンとしたシルエットになってしまうのです。すすぎの際は、きちんと洗い流すよう心がけましょう。
スタイリング剤を根元からつけている
オイルやバーム、ワックスなどのスタイリング剤はトリートメント同様、中間~毛先を中心に使用しましょう。これらを根元や前髪にたっぷり塗布してしまうと、たちまちベタつき感のあるヘアスタイルになり動きも出ません。「ふんわりキープ」と表記されたスタイリング剤以外は、まず毛先側から塗布しましょう。
前髪や顔周りに毛束感が欲しい時は、決してスタイリング剤を足さずに手のひらに残った油分だけで毛束をつまんでいきます。ほんのり油分が足されるだけで束感は出ますから、顔周りや前髪は必要以上にスタイリング剤がのらないよう注意してください。
失敗しないスタイリング剤の付け方
(1)少量のスタイリング剤を手のひらでしっかり伸ばします。
(2)耳後ろの内側の毛束から塗布し、引き出すようなじませます。
(3)表面の中間~毛先に塗布(サイド&バック)します。指先で髪に動きをつけながら行うと良いです。
(4)前髪やこめかみに塗布します。つまみながら束感をプラスしましょう。
以上のプロセスを行うと、ふんわりシルエットがキープされやすいです。
ドライヤーを使う際、最初からブラシで髪をなでつけている
ドライヤ―で髪を乾かす際、ぬれた髪に押し付けるようにブラシを入れると根元をプレスしてしまい、全くボリューム感のないヘアスタイルになってしまいます。サイドもペタンと張り付いてしまうので、動きの感じられない地味な仕上がりになってしまいます。
ふんわり感を出したい場合は手ぐしを使ってオールバックに乾かしたり、反対にあごを下げて髪全体を前に垂らして乾かすなど、常に根元側にドライヤーの風を入れることがポイントです。前髪も真っすぐおろすのではなく、全体の毛束を左右交互に引き出しながら根元を中心に乾かすとふんわりとしてきます。
髪が8割程度乾いたら、ヘアラインを整えるように乾かしましょう。
■さらに髪のケアを意識したい方に
シャンプー後のぬれた髪のままで過ごしていると、髪だけではなく頭皮も乾燥していきます。すると、頭皮は「皮脂がないからもっと出さなきゃ!」といったように、過剰に皮脂を出してしまうことがあります。
頭皮に皮脂が多いと、髪の根元にも皮脂がべったりとついてしまいます。その脂の重さに負けて根元がペタンと寝てしまうため、全体的にボリュームのないシルエットになってしまいます。これを防ぐためには、頭皮の乾燥対策が必要です。
頭皮用の化粧水を使い、頭皮をしっかり乾かす
シャンプー後は頭皮用の化粧水でうるおいをチャージしてください。また、ドライヤーで髪を乾かす際は、同時に頭皮も乾かす習慣をつけましょう。
このように乾燥対策と保湿を行うことで頭皮環境が整うと、根元が立ちあがったヘアスタイルも作りやすくなります。オイリー系頭皮の人も保湿を行うことで皮脂量が落ち着く場合があります。
40代以降は、どちらにせよ頭皮用ローションを毎日のアイテムにとり入れたいものです。
髪に立体感が出ると、見た目の印象もグッと華やかになります。「髪にボリュームがなくなった」「薄毛になったかも」と悩む人は、いつものヘアケアを今一度見直してみてください。自然なふんわり感をとり戻すことにつながります。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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