髪のためにすべきことは?専門家に聞く薄毛対策ウソ・ホント
つやプラ / 2021年4月10日 19時30分
大人の髪悩みで目立つ薄毛問題。男性のみならず、女性でも「髪のボリュームが減った」や「毛が細くなってきた」などの不安を抱える人は多くいるようです。
薄毛問題は直接ヘアシルエットに関わるため、一度気になりだすと焦りやすいものです。海藻が髪にいいと聞けば意識して食べてみたり、「育毛剤や毛髪サプリを取り入れようかな?」と考えてみたり……。実際のところ、薄毛対策のあれこれは効果があるのでしょうか?
ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、多くの人が気になる女性の薄毛にまつわる噂や疑問について、専門家にうかがいました。
■専門家が答える「大人女子の薄毛問題」
今回は、女性の薄毛について研究してきた大正製薬研究室 研究員の出浦小織さんに、女性の薄毛にまつわる噂や疑問についてうかがいました。
Q1:更年期になったら、女性でも髪は薄くなるって本当?
「更年期以降のホルモンバランスの変化を受けて、女性の髪も変化します。
髪は一定の寿命があり、成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい毛が生まれるヘアサイクルを繰り返します。
このヘアサイクルが短くなると、分け目が広がってくる、髪のボリュームがなくなる、地肌が透けてくるなど、女性特有の症状が見られやすくなります。」
Q2:ワカメを食べると髪がフサフサになる?
「『海藻は髪にいい』というイメージがあるかと思いますが、ワカメを食べて髪がフサフサになるかどうかは分かりません。
むしろ髪の毛の健康のためには、一種類の栄養素だけに頼るのではなく、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を‟バランス良く摂取”することが大事です。」
Q3:「頭皮を叩くと髪が生える」は本当?
「叩いてしまうと頭皮に傷や炎症を起こして、脱毛につながる可能性があるので控えましょう。
叩くのではなく、頭皮をマッサージすると、頭皮の血流が良くなるため、栄養が全体に行きわたりやすくなります。頭皮マッサージは指の腹を使って優しく行うのがコツです。」
Q4:冷え性は薄毛や白髪になりやすいと聞きました……
「冷え性で血流が悪くなると、頭皮に必要な栄養が届かなくなり、薄毛や白髪の原因になることがあると考えられます。
マッサージをして血流を促したり、普段から身体を冷やさない習慣を意識しましょう。」
Q5:女性でも発毛剤は使うべき? そのタイミングは?
「女性用の発毛剤として、ミノキシジル1%外用剤があります。女性の脱毛症にはさまざまな要因がありますが、40歳前後以降に頭頂部のボリュームダウンが気になり始めたら『壮年性脱毛症』の可能性があるため、使用を検討してみてください。
使用前には自分に該当するかどうか、製品のチェックシートで確認してみるか、医師や薬剤師の方に相談してみるとよいでしょう。」
Q6:40代に入り、ハリコシがなくなった髪はもう復活はしない?
「使用しているシャンプー、コンディショナー、トリートメントやスタイリング剤を見直すことで、髪の仕上がりが変わり、ハリコシを感じることが出来ます。
ご自身の髪の変化に気づいたときに、日常使用しているヘアケア商品を見直してみるのがおすすめです。」
■ヘアライター&ヘアジャーナリストおすすめの薄毛対策アイテム
大人の髪の変化は不安ですが、その時々に合ったお手入れを意識しながら、髪のアンチエイジングをしていきましょう!
筆者がおすすめの薄毛対策アイテムをご紹介します。
リジェンヌシャンプー スムース&ボリューム/リジェンヌトリートメント スムース&ボリューム/大正製薬
ボリューム悩みを感じつつ、細い髪で絡まりやすい方におすすめのシャンプーとトリートメントです。水分や油分を補うことで、髪内部(コルテックス)の髪密度を整えながら、髪の内部を保護する役割のキューティクルの凹凸も滑らかに。また、年齢を重ねた頭皮にアプローチする天然植物由来の保湿成分を7種配合しています。
(リジェンヌシャンプー スムース&ボリューム 300mL 税込価格2,200円/リジェンヌトリートメント スムース&ボリューム 200g 税込価格2,200円)
スカルプエッセンス/イーラル
頭皮を健やかに保ち、ボリュームが気になってきた髪にハリコシを与える、人気の頭皮美容液です。細毛や白髪の悩みに。
(80mL 税込価格5,060円)
どこかで聞いたことがあるような女性の薄毛にまつわる噂や疑問について、専門家にお聞きしました。漠然と不安に思うより、その時々に合ったケアをきちんと行って、髪のアンチエイジングをしていきましょう。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
【出浦小織さん プロフィール】
大正製薬株式会社 製剤第3研究室 セルフメディケーション開発研究所所属。2010年入社以来、OTC医薬品の開発に従事。リアップリジェンヌ《第1類医薬品》など毛髪科学や皮膚科学に基づく製剤の開発を担当。
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