紫外線で老け髪に?大人の頭皮と髪を守るUV対策&ケア
つやプラ / 2021年5月5日 21時30分
初夏から急激に増える紫外線は、肌老化だけでなく、髪の老化も加速させてしまいます。特に頭皮は上から直接太陽が当たりやすいため、肌より5倍もの紫外線を浴びているともいわれています。
40、50代になると様々な原因で髪トラブルが起こりやすく、その結果、薄毛やボリュームダウンを気にされる方も少なくありませんが、大量に浴びる紫外線も原因のひとつです。
ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、これからの季節に気をつけたい、髪老化を回避する紫外線ケアについてお話しします。
■夏に髪ダメージが加速するのは、紫外線のせい?
肌には日焼け止めをきちんと塗るのに、髪となると紫外線に対して無防備な人はいませんか?
髪へのダメージ
髪は、大量の紫外線を浴びると、表面のキューティクルが焼けてしまいます。すると、ウロコ状に連なったキューティクルがパラパラと剥がれ、髪の内側にも紫外線が入り込んでしまいます。
その結果、髪内部の水分が失われて、カラカラの状態に……。乾いた肌が萎んだりシワが目立ったりするのと同様に、髪も乾燥して様々なトラブルを招いてしまいます。
他にも、白髪染めやカラーリングの褪色が一気に早まってダメージを感じやすい、色落ちを気にして染める間隔が短くなるなど、髪への負担も増えてしまいます。
頭皮へのダメージ
また、頭皮にも問題が生じやすくなります。
髪の毛を作る毛母細胞は、紫外線を浴び過ぎると正常な働きができず、新しい髪の毛を作ることができなくなるため、やがて抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。
■紫外線が与える髪への影響が、若々しさを損なう!
大量に浴びた紫外線によって、毛髪は以下のようなダメージを起こしやすいといわれています。
・枝毛や切れ毛が増加する
・パサつきやごわつきが生じる
・ハリ・コシの減少
・髪の強度が弱まる
・弾力がなくなる
・ツヤが失われる
・薄毛や髪痩せを感じる
40代以降は、加齢によって髪のボリュームダウンを気にする人が増えますが、以上のようなダメージを複数抱えると、髪1本1本が栄養失調のような見た目になることで、どうしても上品さに欠けてしまいます。
年齢を重ねるほど、髪の印象は見た目年齢にダイレクトに影響しますから、普段からきちんと紫外線ケアを心がけたいものです。
■習慣にしたい髪&頭皮の紫外線対策法
紫外線から髪を守るためには、以下のような方法があります。
(1)髪用のUVスプレーを塗る
髪用、または髪にも使用できるUVスプレーがとても便利です。
吹きかけるタイプは、スタイリングの仕上げに使ってもシルエットが崩れにくいですし、髪全体にきれいに行き渡るので、部分焼けも防げます。
(2)UV対応のアウトバスオイルを使う
オイルスタイリングが人気の昨今、スタイリング効果とUVカット効果を併せ持つヘアオイルは、大変重宝します。
紫外線対策はもちろんのことですが、髪の乾燥やパサつきも解消されるため、一日中、ツヤ感や潤い感もキープできます。
(3)一瞬の陽射しなら帽子が大活躍
ベランダで洗濯物を干したりなど、数分だけ紫外線を浴びるときは、サッと被れる帽子が便利。家事の最中などに浴びる生活紫外線は、毎日のことなので、油断禁物です。
UVスプレーやヘアオイルを塗る時間がないときは、つばの広い帽子を活用しましょう。
(4)濡れた髪のまま紫外線を浴びない
濡れた髪はダメージを起こしやすく、紫外線による悪影響も強く出てしまいます。また、髪は塩分や不純物を含む海水に濡れると、より一層大きなダメージを受けてしまいます。
UVケアアイテムを髪につけてからプールや海に入ることも大事なことですが、その後は早めにシャンプーをし、ダメージ補修力の高いトリートメントやヘアパックでしっかり潤いをチャージしましょう。
(5)頭皮焼けをしたらクールダウンのお手入れを
長時間紫外線を浴びて頭皮焼けを感じたら、先ずは冷やしましょう。冷たいタオルで頭皮を押さえてクールダウンさせたり、シャンプー時のシャワー温度をぬるま湯にすることもポイント。
また、シャンプー後に行うドライは、最後に冷風で頭皮や髪全体の熱を冷ましてあげるとよいでしょう。
(6)頭皮ローションで潤いを補給
「頭皮は髪の土壌」といわれます。そのとおり、頭皮が乾燥していると健康的な髪が育ちにくくなるので、紫外線対策もきちんと行いたいものです。
効率的に潤いを与えるためには、頭皮ローションが便利。肌の化粧水感覚で、頭皮全体になじませていきましょう。
中には、肌用の化粧水を頭皮に使う方もいるようですが、成分によってはその後のスタイリングで根元が起きず、ペタンとしたシルエットやべた付きが出てしまいますから、頭皮専用のローションを使用しましょう。
大量の紫外線を無防備に浴びることは、頭皮や髪にとっても危険。きちんとUVケアで防御しつつ、浴びてしまった後は保湿を心がけて、陽射しの強い夏でも髪ダメージを最小限に抑えていきましょう!
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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