眉毛で若見えに！40・50代がすべき眉の作り方

マスクメイクでアイメイクに力を入れている方も多いなか、筆者のメイクレッスンの受講生さんたちが必ず壁に当たるのが「眉毛の書き方」。

「20代の頃に細眉が流行り、抜いてしまって、そもそも眉毛がない」「整え方がわからないので、生やし放題」など、必ずといっていいほど眉毛メイクで迷子になっています。

せっかくきれいにアイシャドウが塗れても、マスクの上から見える眉毛が一昔前のものでは、残念な顔立ちになってしまいます。40代以降は、「ふんわりとした垢抜け眉毛」を目指しましょう。

セルフメイク講師の筆者が、簡単な眉の描き方をお伝えします。

■垢抜け眉毛を描くコツ

40代以降になると、それまで求心力のあった顔のパーツが、どんどん間延びして見えてきます。それは、眉毛と目の間も同じこと。この部分を狭くすることで、彫りが深い印象を与えることができます。

「眉山を決める」という過程を受講生さんがとても気にしますが、高い位置の眉山はきつい顔に見えがちです。あまり眉毛の上の部分を気にせずに、眉毛の下を足して、柔らかい印象を出すように意識しましょう。

今回のふんわり垢抜け眉毛には、4つのアイテムを使います。（画像左から）

（1）スクリューブラシ

（2）パウダリーアイブロウ（＋パウダーブラシ）

（3）アイブロウペンシル

（4）アイブロウマスカラ

■40代以降の簡単垢抜け眉の作り方

まずは、何も描いていない眉毛をご覧ください。太さは充分ですが全体的にまばらなので、野暮ったい印象です。

(1)眉毛の毛並みをそろえる

スクリューブラシで眉毛を整えます。眉頭を下から上に向かってとかし、次に眉尻に向かって斜めに整えていきます。

(2)アイブロウパウダーでガイドラインを引く

パウダーブラシを平行に持ち、眉毛の下部分にガイドラインを引きます。眉から1ミリほどはみ出すようにすると、まぶたの範囲が少し縮まって締まった印象になります。

(3)パウダーで全体に色を乗せていく

アイブロウパウダーを眉頭は下から上に、それ以降は眉尻に向かって斜め下に動かし、毛並みをそろえていきます。

この時、あまり眉山は意識せずに描いてください。眉山が目立つと、きつい印象になってしまいます。

(4)アイブロウペンシルで隙間を埋める

アイブロウペンシルを使って、1本1本毛を足すようにして、毛並み感を出します。

(5)アイブロウマスカラで立体感をプラス

眉頭は下から上へ、眉尻は毛を逆立てるようにして眉毛の裏側にマスカラをつけていきます。これは、眉毛の毛並み感を出すためです。

最後に、眉頭をさけて眉尻に向かってマスカラをつけます。

何も描いていない眉毛と比較すると、このようになります。マスクから見える範囲の眉毛を描くだけで、きちんとした印象になるのがわかります。

眉毛を描く時のポイント

皮脂をオフしてから描く

眉毛の皮膚は、とても皮脂が出やすい部分です。ベタベタしたままだと、アイブロウパウダーが1箇所に乗りすぎてしまったり、色が定着しなかったりということが多いので、ティッシュオフするか、プレスパウダーなどで一度抑えるなどしてから描いてください。

両方の眉を同時に描く

また、眉毛を描く時には片側だけではなく、両側一緒に進めていくとバランスがとりやすいです。どちらかを先に描いてしまうと、片方に合わせようとして逆にむずかしくなってしまいますが、両側同時に見ながら進めていくと顔全体のバランスが整います。

■垢抜け眉毛の使用アイテム

デザイニングアイブロウ3D／ケイト

3色を混ぜて使うことで、自分好みの眉色を作ることができます。一番下の色は、ノーズシャドウとして使ってもOKです。
（画像カラー：EX5　全4色　2.2g　税込価格1,210円（編集部調べ））

スージー スリムエキスパートSP／スージーニューヨーク

0.97mmの極細芯で、眉毛と同じような立体感を作ることができます。

隙間を埋めるだけではなく、眉尻の繊細な線を描けるので、筆者はいつもまとめ買いをしています。
（画像カラー：ナチュラルブラウン　全3色　0.03g　税込価格1,320円）

アイブロウフィルター／ドーリーウインク

垢抜け眉を作る最大のアイテムが、アイブロウマスカラです。髪色やメイクに合わせて眉毛の色味を変えることができます。

さらに、ウォータープルーフなので、パウダーやペンシルで描いた眉毛をカバーして、汗や皮脂の崩れから守ってくれます。
（画像カラー：ミルクティーグレージュ　全3種　税込価格1,100円）

アイブロウアイテムを組み合わせることで、ふんわりとした毛並みの垢抜け眉毛が作れます。練習次第でどんどん上手になりますので、苦手意識をもたずに眉毛メイクにチャレンジしてみてください。

（肌育美容家　今泉　まいこ）