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ストパなし!うねり・広がり髪を1日中ストレートに保つホームテク

つやプラ / 2021年6月8日 21時30分

ストパなし!うねり・広がり髪を1日中ストレートに保つホームテク

梅雨が始まると気になって仕方ないのが、加齢による髪の爆発うねりです。「まとまらない」「広がる」「ウネウネしてダサ見え」……などの悩みがあり、髪のゆがみが出る40代・50代の女性はこの時期、鏡を見ては鬱々としてしまうのではないでしょうか。

ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、試行錯誤の末に実際に髪が変化した、ストレートパーマをかけなくてもできる「ホームテクニックだけで、クセ毛をストレートにする方法」についてご紹介します。

■湿度の多い日はクセが大暴れな髪質のBefore/After

私自身もひどいクセ毛で、毎年6月に入るとストレートパーマをかけています。でも、今年はコロナ禍による自粛ムードが続いていて、なかなかサロンに行きにくいのが現状……。

その上、ここ数年は月一で白髪染めを繰り返しているため、「白髪染め」と「ストレートパーマ」のW施術によるダメージが怖く、なんとなくストレートパーマを避けたい心理が生まれています。

そこで試行錯誤して、自宅でのケアのみでクセ毛を自然なストレートにする方法を追求してみました。さて、どのくらい改善できたと思われますか?

Before

多湿で髪が爆発!?ストパなしでクセを矯正するホームテク

多湿で髪が爆発!?ストパなしでクセを矯正するホームテク

雨の日は、アイロンで髪を真っすぐにスタイリングしても、1時間後にはこんなにウネウネです。

特にフロント、前髪、顔周りは、あっちこっちに毛束が動き、このまま外出するのは恥ずかしい毎日……。

After

こちらの写真をご覧ください。以下も同じような雨の日ですが、ホームテクニックだけでここまでストレートになり、一日キープできました。

多湿で髪が爆発!?ストパなしでクセを矯正するホームテク

自然なストレート感が生まれ、ストレートパーマをかけなくても、まとまり感のある状態にできました。

これを可能にしたのが、以下に紹介する方法です。

■6つのプロセスで、うねる髪から自然なストレートに!

ホームテクニックだけで雨の日のクセ毛を解消するには、以下の6つのプロセスを行うことがとても有効でした。

(1)髪内部の水分をしっかり絞り切る

クセやうねりが生じやすい髪は、髪内部の栄養が少なく、まるで骨粗鬆症のように空洞ができているのが特徴のひとつ。この隙間に外気の水分が入ることで髪のゆがみが生じてしまうのです。

そこで、シャンプー後のトリートメントで髪の内部に栄養を行き渡らせ、この栄養で“髪内部を太らせること”が必要です。

そのために、シャンプーをすすいだ後の髪は、タオルを絞るイメージで水分を抜いていきましょう。髪全体を6つぐらいに分け、それぞれ指巻きをしながら、ねじって水分を絞り出します。

(2)トリートメントを髪内部に浸透させる

ヘアトリートメントを適量取り、髪の中間から毛先にかけてなじませます。

このとき表面だけに行いがちですが、内側の髪にもしっかり塗布すると、翌朝の広がりや膨らみが軽減されます。

付け方のコツですが、上から下になじませるだけでなく、特にダメージの多い毛先側は“指の腹で優しく押し込む”ように行うと浸透力が高まります。その後、粗めのコームで髪全体をとかしていきましょう。

(3)このまま2分程度おく

髪内部に栄養をたっぷり取り込めば、外気の湿気が入る隙間ができません。そのため、トリートメントを塗布したらそのまま2~3分放置して、栄養を十分に浸透させましょう。

このとき、蒸しタオルで髪全体を覆うと、より効果的です。

(4)ミルクタイプのアウトバストリートメントを塗布

髪をすすいでタオルドライを十分に行ったら、ミルクタイプのアウトバストリートメントをすぐになじませます。

ミルクタイプは髪のクセの原因となる乾燥対策に優れているため、ドライヤー後もまとまり感がアップしやすいのが特徴です。

表面だけでなく、手のひらを内側に入れて指でとかすようにしながら、内側の髪にもなじませましょう。髪の広がりの原因のひとつは、髪の内側の膨張ですから、このテクニックを意識すると、まとまり感もアップします。

(5)さらにクセ毛改善効果のあるアウトバスオイルを重ねる

ミルクタイプは髪に適切な潤いをチャージし、外部の湿気を寄せ付けない働きがあります。ただ、スタイリング効果はほとんどなく、また、ドライヤーの熱対策にも十分でないものが多いようです。

そこで、ドライヤーを行う前にアウトバスオイルを髪全体になじませましょう。

この時、ストレートリペア用などクセ毛改善効果のあるものを選ぶと、仕上がり感に大きな差がでますし、一日中、クセの目立たないまとまりのある髪をキープできます。

参考・おすすめのミルクタイプとオイルタイプ

ちなみに、私が愛用するヘアミルクとヘアオイルがこちらです。

多湿で髪が爆発!?ストパなしでクセを矯正するホームテク

プロマスターアプリエヘアケア ヘアヴェール ミルク/ホーユー

カラーの褪色も抑えられ、また、まとまり感はあるのに、髪がペタッとせず、適度なボリュームがキープできるため、大人髪に最適です。
(写真左 100ml 税込価格2,640円 ヘアケアサロン専売品)

ストレートリペアヘアオイル/ハーズ

こちらのストレートリペアヘアオイルは、今や梅雨時期の必需品! 湿気の多い日でも真っすぐな髪が手に入るようになりました。また、濡れ髪風にしてもクセが出にくくなるので、トレンドの質感も作りやすい点がお気に入りです。
(写真右 80ml 税込価格4,400円)

(6)ドライは根元側を重点的に!

乾かすときにもポイントがあります。それは“根元側を引き上げながら根元に熱を当てる”こと。

髪のクセは跳ねた部分ばかりに目が行きがちですが、実は根元を真っすぐに整えないと、クセ部分だけ整えても
すぐに元に戻ってしまいます。

必ず根元をピンと伸ばし、その状態でドライヤーを当てて水分を飛ばしましょう。このように根元を形状記憶させることで、まとまりやすいシルエットが手に入ります。

以上、ストレートパーマなしでも自然なストレートヘアに整うコツをまとめました。これに加え、シャンプーやトリートメントも「クセ毛用」など、髪のうねりを解消するタイプを選ぶと、よりまとまり感がアップします。ぜひ、参考にしてください。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

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