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消毒は必要?看護師が教える「子供のおう吐」処理のポイント

つやプラ / 2016年2月3日 12時0分

子どもは大人と比べるとよく吐きます。普通にごはんを食べている時に突然吐くなどということも珍しくありません。吐いた後すっきりしてケロっとしているならばさほど心配はありませんが、感染症が流行っている時期は注意が必要です。今回は、看護師である筆者が、子どものおう吐について注意点をお伝えします。

■どうして?子どもがよく吐く理由

子どもは身体全体が未発達で、消化管もまた同様。胃の入り口を噴門(ふんもん)と言いますが、その機能や消化機能も未発達なために、吐きやすいと言われています。特に赤ちゃんは泣くことも多いため、それが刺激となって吐いてしまうこともありますね。

■これからの時期は要注意!?

吐いたとしても、いつもと変わりなければさほど心配はいりませんし、吐しゃ物の処理も特に気をつける必要はありません。しかし感染症が流行っている時期は注意が必要で、感染力が強いことで有名なノロウイルスは、吐しゃ物の処理方法によっては感染を広げてしまう可能性もあります。

■感染性のウイルスが疑われるときの処理方法って?

ほとんどの感染症の場合はアルコール消毒でよいのですが、感染性胃腸炎の原因となるノロウイルスはアルコールが無効なので、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)での消毒が必要です。感染性胃腸炎が疑われるときの処理方法は、厚生労働省のWEBサイトに詳しい処理方法が載っていますので、そちらの手順に沿って行うのが、一番確実です。用途によってハイターの濃度も変わってきますので、確認して下さいね。他にもいくつかポイントをお伝えします。

・おむつや拭き取ったタオルは、密閉して廃棄
・床はハイターで拭き取り、水拭き
・便器、トイレはハイターで消毒
・衣類は85℃・1分間以上の熱水洗濯またはハイターで消毒し、スチームアイロンや布団乾燥機を使うとよい

■いざという時に役立つ!おう吐処理グッズ

いつどのような感染症が流行し、子どもが感染するかは予測できません。下記のような処理グッズを準備をしておくと安心です。

・使い捨て手袋
・エプロンまたはガウン
・マスク
・ペーパータオル
・ビニール袋
・次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)
・専用バケツ

この7点があればいざというときに慌てることはありません。小さな子どもがいる家庭では準備しておくことをオススメします。いかがでしたか? 感染症の可能性がない場合は特に消毒の必要はありませんが、気になる方はアルコールで消毒されてもいいと思いますよ。

(看護師/ホリスティックビューティインストラクター山本幸美)

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