たるみ毛穴にサヨナラ！40・50代こそ使うべき部分用下地4選

大人女性の最大の肌悩みといっても過言ではない「毛穴問題」。たるみ毛穴が目立つ肌にファンデーションを塗りこむと、仕上がりが美しくありません。そんな状態の毛穴を目立ちにくくしてくれるのが「ポアプライマー」です。

使っている40代・50代のメイク受講生さんが少ないので、筆者がすすめてみると、「手放せなくなりました！」という感想をもらうこともしばしばです。

肌育美容家の筆者が、ファンデーションの前に仕込んで毛穴を目立たなくする「ポアプライマー」の塗り方のコツと、おすすめポアプライマーをご紹介します。

■毛穴を目立たなくする「ポアプライマー」とは

毛穴を目立ちにくくする部分用下地のことを「ポアプライマー」と呼びます。昨年あたりから、「マスクのなかで肌が蒸れて毛穴が広がってしまった」という悩みに応えるため、さまざまなタイプのポアプライマーが発売されるようになりました。

「頬の下や小鼻の周りの毛穴が気になるので、ファンデーションを多めに塗り込む」という人が多いのですが、厚塗りすればするほどファンデーションは崩れやすくなります。さらに、毛穴に入り込んだファンデーションはクレンジングで落としづらく、ゴシゴシと肌をこすって洗ってしまうことで毛穴の開きが増す原因につながるという負のループに陥っている人も多いはず。

そこで、部分的に肌をフラットにしてくれるポアプライマーの出番というわけです。この部分用下地を使うことで肌の凹凸が整えられ、フラットでつるんとした肌を作ることができます。

■ポアプライマーは塗り方が大切

ポアプライマーは顔全体に塗るのではなく、毛穴の気になる頬の下の三角部分と小鼻周り、顎下などに馴染ませることがベストです。

朝のスキンケアが終わったら、ファンデーションの前に仕込みましょう。筆者はスキンケア後、日焼け止めを塗った後に使っています。

指にポアプライマーを少量とり、気になる部分に伸ばしてクルクルとナルトのように渦巻状に塗ることで、しっかりと肌に密着してくれます。

凹凸を目立たなくしてフラットな肌を作ることで、次に使うファンデーションも乗りやすく、より崩れにくくなります。

■おすすめのポアプライマー4選

筆者は、4種類のポアプライマーをメイクのシーンや肌の状態によって使い分けています。

(1)スキンスムーザー／m.m.m

自然由来の成分だけで肌の凹凸を整える下地。石鹸オフできるので、肌に負担がかかりにくいです。

フタがミラーになっているので、小鼻などの細かい部分を確認しながら使えるのも嬉しいポイントです。

筆者は肌に負担をかけずにメイクしたい時などに使用しています。フタを開けるとふわっとただようローズの香りにリラックスしながらメイクができます。

メイクレッスンの受講生さんからの人気がとても高いポアプライマーです。
（画像カラー：PW　全4色　8.5g　税込価格3,520円）

(2)ポアレスエアリーベース／キャンメイク

ドラッグストアでも購入できる手軽さなのに、きちんと毛穴をカバーしてくれる優秀下地です。

スフレのような柔らかな感触なので多めにとってしまいがちですが、少量でよく伸びるのでコスパが良いのが嬉しいアイテムです。

クッションファンデーションを使う時にとても相性がよく、ピタッと肌を整えてくれます。
（画像カラー：01ピュアホワイト　全2色　9g　税込価格770円）

(3)ピュア キャンバス プライマー ブラーリング／ローラ メルシエ

オイリー肌の人におすすめです。皮脂で崩れやすい毛穴周りをきれいに整えることができ、メイクキープ力もとても高い下地です。

塗った後は肌がサラサラとして、触り心地もとてもよくなります。

毛穴隠しだけではなく、Tゾーンのテカリなどにも対応できます。筆者は、リキッドファンデーションできちんとメイクをしたい時に使っています。
（50ml　税込価格4,950円）

(4)N by ONLY MINERALS ミネラルグロウスムーザー／オンリーミネラル

光の加減で血色感も与えてくれる部分用下地。ミネラルコスメの代表「オンリーミネラル」が作っているので、もちろん石鹸オフが可能です。

ラベンダーカラーを含み、毛穴を隠すだけでなく血色感も与えてくれます。メイクの上からも使えるので、筆者はメイク直し用にポーチに忍ばせています。
（4g　税込価格2,970円）

40代以降の毛穴問題には、普段のスキンケアもとても大切です。ですが、”ポアプライマーを仕込む”というひと手間をメイクの最初に加えることで、夕方のメイク崩れが抑えられ、「毛穴にファンデーションが残って顔がドット柄になる」という悩みの解決を手伝ってくれます。

「ポアプライマーを使ったことがない」という方は、まずはご紹介したおすすめアイテムのなかから1点を選んで、ぜひ使い心地を試してみてください。

（肌育美容家　今泉　まいこ）