皮まで丸ごと活用!夏老け対策に食べたいスイカの賢い選び方
つやプラ / 2021年6月25日 21時30分
「スイカ」が美味しい季節になりました。最近はさまざまな品種があり、選ぶのも楽しいですよね。ですが、せっかくならアンチエイジングに嬉しいものを選びたいもの。
インナービューティー料理研究家の筆者が、つやプラ世代におすすめのスイカの選び方と食べ方のアイデアをご紹介します。
■スイカ選びのポイント
みずみずしいスイカは蒸し暑い梅雨時期〜きびしい暑さの真夏まで冷蔵庫に常備しておきたい旬食材のひとつ。豊富な水分と自然の甘みで火照った身体をクールダウンさせ、疲れをとり除いてくれます。
そんなスイカは赤や黄色などの色がありますが、選ぶなら定番の「赤いスイカ」がおすすめです。赤いスイカの色素成分「リコピン」は抗酸化作用が非常に高く、細胞老化の原因につながる活性酸素の働きを抑えエイジングケアをサポートする働きが期待されています。
トマトに豊富なイメージですが、スイカにも豊富です。
■スイカの皮部分も捨てずに!
スイカの白い部分には「シトルリン」が豊富です。これは血管のアンチエイジングをサポートする働きが期待されています。また、むくみ予防をサポートする「カリウム」も豊富です。捨てずに活用して、美味しくいただきましょう。
お漬物やサラダなどに向いています。
■夏こそ「抗酸化」を意識することが大切
きびしい紫外線ダメージによるシミや夏バテによる身体の疲労など、これからの時期は夏ならではのお悩みが出てきます。肌や身体の老化が進むと、一気に「夏老けオバサン」になってしまうかもしれません。
一度できてしまったシミは消すことがむずかしいもの。また、疲労がたまり「慢性疲労」になってしまうと、倦怠感や自律神経の乱れなどの不調につながってしまう場合があります。
なので、夏は今まで以上に「抗酸化」を意識したい季節。できれば、夏も健やかで美しく若々しくありたいですよね。毎日の食卓に旬のスイカをとり入れ、身体の内側から抗酸化作用アップを狙いませんか?
■スイカのお手軽レシピ
それでは、旬のスイカを使ったお手軽レシピをご紹介します。
(1)スイカの甘酒スムージー
ざく切りにして種を除いたスイカと甘酒、牛乳またはオーツミルクを、ハンドブレンダーやミキサーを使ってスムージーに。「ビタミンB群」が豊富な甘酒は“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養価が高く、疲労回復効果が期待できる食材です。
最近定番になりつつあるオーツミルクは、クセがなくさらっと飲みやすいヘルシーな植物性ミルクです。牛乳や豆乳が苦手な方におすすめです。
やさしいピンク色のスムージーは、自然のやさしい甘みで心身ともにリフレッシュできますよ。
(2)スイカとバジルのカプレーゼ風
ざく切りにしたスイカとバジルの葉、モッツァレラチーズをサラダ仕立てにすると、カプレーゼ風の一品に。チーズと合わせることで、つやプラ世代に不足しがちな「カルシウム」や「たんぱく質」もしっかり補給できます。
抗酸化作用の高い「ビタミンE」が豊富なオリーブオイルと合わせることで、より抗酸化作用が高まります。良質オイルと合わせることでスイカに豊富な「β-カロテン」の吸収率アップも狙えます。
(3)スイカの皮の浅漬け
スイカの皮に近い白い部分は、浅漬けなどのお漬物にするととても美味しいですよ。筆者は梅酢に漬けることが多いのですが、市販の「浅漬けのもと」につけたり「ぬか漬け」にしたりすることもおすすめです。
緑色の皮部分と赤い果肉の間の白い部分だけを使います。シャキっとした歯ごたえは、箸休めにぴったり。
前述の「シトルリン」だけではなく、「カリウム」や「食物繊維」も補給することができます。
■食べきれない時は冷凍保存
スイカは購入後数日以内に食べきることが理想ですが、一度に食べきれない場合は皮・種を除いてざく切りにして冷凍保存も可能です。
冷凍したスイカをスムージーにしたり、レモン汁や冷凍ベリーなどと合わせてかき混ぜてシャーベットにしても良いですね。ゼラチン液で固めてスイカゼリーにすることもおすすめです。
どれも簡単に作れるうえ、とてもヘルシーなのでダイエット中のおやつとしても良いですね。
夏老け対策をサポートする旬の「スイカ」。美味しい時期にたっぷり堪能して、身体の内側から健やかに美しくありたいですね。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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