無印良品で買える美容に嬉しいスープ3選
つやプラ / 2021年7月1日 21時30分
美容と健康のために食事に気をつかっていても、毎日の料理はたいへんですよね。そんな時は、便利なインスタント食品の手を借りるのもひとつの手です。ですが、せっかく食べるのであれば、身体や美容のことを気づかったものを食べたいですよね。
ずぼらだけど国際薬膳調理師である筆者が、無印良品で買えるつやプラ世代におすすめのスープを3つご紹介します。
■つやプラ世代の肌悩みに必要な栄養
スープのご紹介の前に、まずは薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)の目線で、つやプラ世代の肌悩みに必要な栄養をご説明します。
脾を労わる食材でたるみ対策
年齢を重ねると肌がたるみやすくなるのは自然のことですが、中医学の世界では胃腸系が弱っていることも肌のたるみにつながると考えられます。
中医学では胃腸系システムのことを「脾(ひ)」といい、食べたものを栄養に変えて全身に届ける役割をしています。
この脾は、肌のツヤ・弾力・ハリの栄養源である「気(き)」や肌の血色感をつくる「血(けつ)」を作るほか、皮膚や内臓を本来あるべき位置から下げないように維持する働きをしています。
そのため、脾が弱ると肌の栄養となる気・血を作る働きが落ちやすくなるので、肌のハリや弾力、血色感が失われる場合があります。また、皮膚も下がり、肌のたるみにもつながります。
ですので、たるみケアのためには脾の働きを高め気を補う食材を積極的に食べましょう。おすすめ食材は、「さつまいも」「じゃがいも」「かぼちゃ」「山芋」「黒豆」「牛肉」などです。
血を補い巡らせる食材で肌のうるおいアップ&くすみ対策
血は肌にうるおいや栄養を与える物質だと中医学では考えますので、血が少なくなり巡りが悪くなると、肌のくすみが目立ったり、シミ・そばかすができやすくなったりします。
血が不足する原因は、目の使い過ぎや睡眠不足、日々の食事で血を補う食材が少ない場合だとされています。現代は血が少ない方がとても多いと思いますので、血を補い巡らせる食材を日頃から食べるように意識しましょう。
おすすめ食材は、「黒豆」「牛肉」「枝豆」「鮭」「パセリ」などです。
水分代謝を良くする食材で巡り良く
血がスムーズに巡るためには身体に必要なうるおいである「水(すい)」の巡りもスムーズでなければいけません。身体に余分な水分が溜まると血がスムーズに巡らないため、不要な水分を体内に溜めないようにすることも大切です。
お腹がちゃぽちゃぽする人や、雨の日に体調を崩しやすいと感じる人は余分な水が溜まっている可能性がありますので、利尿作用がある食材を食べましょう。おすすめ食材は、「とうもろこし」「白菜」「なす」「もやし」「わかめ」「黒豆」などです。
■無印良品で買える!つやプラ世代におすすめのスープ3つ
(1)食べるスープ かぼちゃとさつまいものポタージュ
年齢を重ねたことで気になり出した肌のたるみには、こちらのスープがおすすめです。さつまいもには脾の働きを高めながら気を補う働きがありますし、かぼちゃにも気を補う働きがあります。
気を補うことは、肌のたるみ対策のほかにも疲労回復に役立ちます。すぐ疲れてしまうというエネルギー不足の方にも向いています。
(4食 税込価格390円)
(2)食べるスープ 枝豆とコーンの豆乳ポタージュ
補気、健脾、利尿作用、さらにはアンチエイジング効果も期待できる枝豆と、脾の働きを高めるとうもろこしを組み合わせているので、キレイの土台をつくるスープです。梅雨時期は脾が弱りやすく余分な水が溜まりやすいので、利尿作用があるこちらのスープはこの時期にとてもおすすめです。
枝豆×とうもろこしのコンビは脾を元気にします。下痢と便秘を繰り返したり疲れやすい人や胃もたれしやすい人に特に飲んでほしいスープです。
(4食 税込価格390円)
(3)食べるスープ 牛肉と葱のテールスープ
牛肉には血を補いながら身体に巡らせる効果が期待できますので、ぜひとも食べてほしい肉類の1つです。なかなか牛肉を買わないという方でも、スープなら試しやすいですよね。
一緒に入っている葱は冷え改善に役立ちます。身体が冷えて脾が弱ると血の巡りも悪くなり、肌のたるみやシミ、そばかすにつながります。なので、身体を温める食材は欠かせません。
肌の血色感&シミ対策におすすめのスープですので、くすみやシミにお悩みの方はぜひお試しください。
(4食 税込価格390円)
「薬膳=作るもの」というイメージがありますが、目的をもって選べばインスタント食品やコンビニご飯も薬膳ご飯になります。疲れている時の料理はストレスにもなりますから、忙しい時はこうしたスープに頼ってみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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