たるみ目元が引き上がる?ハリ目元に導くアイメイク術
つやプラ / 2021年7月22日 19時30分
マスク生活での楽しみどころである「アイメイク」。メイクアップアーティストの筆者が、ハリのある目元に仕上げるメイクテクニックをご紹介します。
■40代以降のアイメイクの役割
人に与える印象は、同時に自分が自分に与える印象ともいえます。鏡で顔を見た時、自分自身がマイナスな印象をもたないこと=自分に自信をもつことにつながります。
誰でも、目元からは疲れよりもイキイキとした輝きを感じたいものです。まずは、自分自身が満足できる仕上がりを目指しましょう。
■目元悩みをアイメイクで解決
年齢による目元の変化について、抽象的ではありますが多くの方が「目力がなくなった」と感じています。これは、まぶたの皮膚のハリ低下、まつげの減少、細毛化、顔全体の皮膚のゆるみによって目尻が下がるなどが主な要因です。
アイメイクで、これらを補うようなテクニックをとり入れることがポイントです。
ハリの低下
まぶた全体のハリがなくなることで顔にメリハリがなくのっぺりとしたり、反対に骨ばった印象になることがあります。
いずれの場合も、まずはピンと張った皮膚に見える下地作りが大切です。
まつ毛の減少、細毛化
まつ毛には、目の縁をくっきり見せる効果があります。なので、まつ毛が減少すると黒い縁が薄くなり、目力が弱まります。
この役割を補うには、アイラインをとり入れましょう。マスカラでも一定の効果はありますが、アイラインの方が太さや長さ、色なども含め、必要に応じて幅広く調整が可能です。
目尻の下がり
まぶた自体の皮膚のゆるみに加えて、頭皮のこりやゆるみが影響していることが考えられます。頭部も含めた全体的なケアが欠かせません。
メイクテクニックではメリハリがポイントになるので、ハイライトやシャドウでピンと引き上がった印象を目指しましょう。
■アイメイクの手順
(1)まぶたの細かいシワやキメの乱れによってできる影を消しましょう。意外と塗りもれしやすいので、まつ毛の生え際まで丁寧にファンデーションを馴染ませてください。
たくさんつける必要はありませんが、細かいところまで整えることでハリのある目元になり、アイシャドウの発色を高めます。
(2)まぶたの色味を明るく整えたら、お好みのアイシャドウをのせましょう。
粒の粗いラメはさけ、肌に自然なツヤを与える繊細なパール系のカラーがおすすめです。目元の立体感を意識して、肌色に馴染みの良い色と目の際に濃い色を重ねます。
(3)少なくなった毛量がまるで濃くなったかのように見せることができ、さらには疲れを感じさせないくっきりとした目元を演出してくれるのがアイラインです。
まつ毛の根本を埋める要領で描き、お好みで太さを調整しましょう。上記の図の位置に太さを加えると、まぶたを引き上げて見せる効果があります。
(4)キュッと引き上がった目尻を演出するために、ハイライトとシャドウを入れましょう。目尻の外側から斜め上方向にハイライト、目をつり上げるようなイメージでシャドウを入れます。
つり上げるようなアイラインの線的な仕上がりではなく、上記の図の範囲に入れてください。広げすぎないようにしてのせ、境目は丁寧になじませましょう。
仕上げにぼてっとつかないナチュラルなマスカラを使ってまつ毛を立ち上げることで、目の輝きがアップします。
これらのテクニックを実践しながら自分にとっての要・不要を見極め、お好みのバランスでキラッと輝く目元を手に入れてください。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 西村 リサ)
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