ほてり、滝汗を和らげる!ホットフラッシュ対策食材5つ
つやプラ / 2021年7月28日 21時30分
![ほてり、滝汗を和らげる!ホットフラッシュ対策食材5つ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/lar/lar_370614_0-small.jpg)
つやプラ世代のお悩みのひとつ「ホットフラッシュ」。年齢による不調だとわかっていても、少しでもお悩みをやわらげたいですよね。
ずぼらだけど国際薬膳調理師の筆者が、ホットフラッシュ対策のために今すぐやめたいNG習慣&日々とり入れたい食材をご紹介します。
■ホットフラッシュとは
ホットフラッシュの原因はさまざまですがその1つとして、身体の中をめぐる生命エネルギーである「気(き)」の不調が関係すると薬膳のベースである中医学(中国伝統医学)では考えます。
気の量が十分にありスムーズに身体を巡っていることが理想ですが、気が減ることで巡りが滞り、滞ったところに熱が生じてしまうとホットフラッシュを招きやすくなります。また、熱は上に上がる性質をもっていますので、ホットフラッシュ特有の上半身に汗をかくという症状が出やすくなります。
「気」が減る原因
気が減る原因はさまざまですが、気と一緒に連動している「血(けつ)」の不足が影響しています。血は寝不足や栄養の偏りによって減りますが、生理も血が減る原因につながります。
ですので、つやプラ世代の方は年齢とともに血が減っているために気が減りやすく、その流れが滞ることで熱を生じやすくなっているのです。
■ホットフラッシュをやわらげるためには
ホットフラッシュをやわらげるためには、気の量を増やし気の巡りを良くすることが大切です。そのためには、気を作り出している「脾(ひ)」という臓腑の働きも高める必要があります。
気を作り出せなければ巡らせることもできませんので、脾を労わることを心がけましょう。
■ホットフラッシュ対策のために今すぐやめたいNG習慣
冷たいものをたくさん飲む
脾は冷たいものが大の苦手です。今の時期、冷たいものを一気に飲んでしまうことも多いですが、それはNG。
一気にがぶがぶ飲むのではなく、こまめに少量ずつ飲むことを意識しましょう。
ストレスを食やお酒で発散させる
ストレスを食やお酒で発散させると身体に余分な熱が発生しやすくなりますし、暴飲暴食は脾の働きを弱めることにつながります。
ストレスを感じた時は、香りのいい柑橘系のものをとることを意識するといいでしょう。今の時期、炭酸水にレモンを絞って飲むこともおすすめです。
肉や魚、米などを抜いた質素な食事が多い
体型を気にして、米などの主食を減らして野菜をたくさんとるように意識している方も多いかもしれません。
しかし、米や肉、魚には気を作り出す作用があるので、これらを抜くと余計ホットフラッシュを招く場合があるかもしれません。特に、消化の時間帯である朝ご飯こそ抜かずに食べるようにしましょう。
■ホットフラッシュ対策のためにとりたい食材5つ
(1)蕎麦
気の巡りをスムーズにする食材であり、身体の上部にある熱を下げる作用が期待できます。
発汗やほてり、イライラが強い場合は熱がこもっている状態ですので、上がった気を下げる作用が期待できる“大根おろし”をそえていただくといいでしょう。
(2)山芋
「迷ったらこれ!」というのが山芋です。脾の働きを高め、気を補い、汗のお悩み改善にも働きかけてくれる野菜です。
脾にやさしいので、胃腸が弱い人に特におすすめです。
(3)ピーマン
上がった気を正常な位置に戻す働きと、気の巡りをスムーズにする作用があります。
身体を温めも冷やしもしないマイルドな性質なので、年中、体質問わず食べることができます。料理のレパートリーが多いのも嬉しい点ですね。
(4)シソ
夏は冷たいものを食べることが多くなりますが、冷たいもののとり過ぎは脾の働きを弱めることにつながります。
そんな時におすすめしたいのが、いつも食べているメニューにシソをトッピングすること。シソは身体を温めながらも気の巡りをよくする珍しい食材なので、冷えやすい方にも向いています。
(5)グレープフルーツ
気が高ぶっている時(イライラ・ほてり)に特におすすめしたいのが、グレープフルーツ。気の巡りをスムーズにするには柑橘類がいいといわれています。
そのまま食べてもいいのですが、手軽にとり入れるならグレープフルーツジュースもいいですね。
すぐに改善するのはむずかしいですが、年齢を重ねるほど小さい食習慣の積み重ねが体調を左右します。今回ご紹介した食材を意識してとり入れてみてください。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
暑すぎる日は食べて冷やす アイスを食べるより健康的な体の熱冷まし食材10選
CREA WEB / 2024年7月2日 6時0分
-
【緑茶】「心」の熱を鎮めて口内炎の改善に役立つ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月28日 9時26分
-
7月「芒種」のころに「食べるとよい4つのもの」って?まさか、その組み合わせとは【田野岡メソッド・二十四節気のかんたん養生】
OTONA SALONE / 2024年6月21日 11時5分
-
6月「芒種」です。いま「食べておくと絶対いい」意外な食べ物とは?【田野岡メソッド・二十四節気のかんたん養生】
OTONA SALONE / 2024年6月16日 11時45分
-
しいたけは「脾」を強め胃腸の働きをよくして消化を助ける【健康長寿に役立つ高齢薬膳】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年6月14日 9時26分
ランキング
-
1「ぐっすり眠れない人」今すぐ摂るべき5つの食材 「眠りを誘うホルモン」が睡眠の質を高める
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 21時0分
-
2日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
くるまのニュース / 2024年7月6日 7時40分
-
3何もしてないのに「バッテリー上がり」した! 真夏の「突然のトラブル」どう防ぐ? いつか起こり得る「エンジンかからない」どう対処するのがOKか
くるまのニュース / 2024年7月6日 18時10分
-
4「二重あご」になっちゃう理由 実は肥満だけじゃない 原因&改善法を美容外科医が解説
オトナンサー / 2024年7月7日 7時10分
-
5「方言がかわいいと思う都道府県」ランキング! 2位「京都府」、1位は?
オールアバウト / 2024年7月6日 21時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)