髪のすき過ぎはNG!?40代50代が若見えヘアを保つコツ
つやプラ / 2021年11月23日 19時30分
髪の毛の量が多いと乾かす時間もかかるし、「とにかく軽くして時短スタイリングしたい」という方もいらっしゃいますよね。ですが、「とにかく軽くしたい」というヘアオーダーで、過去に失敗した!という経験はありませんか?
「軽くしたことによりドライヤーで乾かす時間は短縮されたが、髪の毛のまとまりが悪くなり、余計にふわふわと広がるようになった」などのお声をよく聞きます。それにより艶髪から遠のいて、余計に老けて見えてしまうことも……。
40代からは髪の毛のお悩みも増え、ハリやコシなども失われてくるため、実は適度に重さを残した方が髪に艶も出て、まとまりがよくなることもあります。
美容師の筆者が、艶髪に見せるためには髪の毛をすきすぎるとよくない理由と、美容室でのヘアオーダーの仕方についてご紹介します。
■艶髪に見せるために必要なこと
皆さんのイメージされている「艶髪」とはどんな髪でしょうか?
スタイリング剤のオイルやつや出しスプレーなどで潤いを持たせ、きれいにまとまった髪でしょうか? トリートメントで内部からしっかり補修され、さらさらにまとまった髪でしょうか?
どちらも艶髪には違いはありませんが、艶髪に見せるためには、毛先のまとまりも重要になってきます。そのため、どのようなカットをするかも大切で、特に髪の毛の毛量のすきすぎは、かなり影響を及ぼします。
■毛先を軽くしすぎるとどうなる?
メリット
ドライヤーで乾かすのが早くなります。
デメリット
毛先が軽くなってパサつきやすくなるため、まとまりが悪くなり、艶感が出づらくなります。
また、軽くしすぎたことにより、カットラインが崩れやすくなって、カットラインの持ちが悪くなります。
「ドライヤーで乾かす時間を短縮したい」というお声はよく伺います。ですので、メリットもあるのですが、若々しい艶感を出すうえでは、乾かした後の髪の毛がまとまる方が重要ではないでしょうか。
それに、髪の毛がまとまらないとブローも大変ですし、スタイリング剤をつけてもつけてもまとまらなくて、つけすぎると髪の毛がごわついてきます。
結局、時短するつもりが時短ではなくなりかねません。
“まとまって艶感もあるカット”の例
上の写真は、毛量もしっかりとって軽くしているのですが、毛先の重さはある程度残しているので、乾かしただけですが、しっかりまとまり艶感も出ています。
40代以降は髪の毛のお悩みも増えます。ハリやコシが失われ乾燥して広がりやすくなるため、まとまった艶感のある髪に見せたいなら、少しでもまとまりの良いカットが必要ですね。
■きっとうまくいく!美容室でのヘアオーダー方法
「うまくまとまる艶髪カットにしたい」という場合の、カットのオーダーの仕方をお伝えします。
(1)髪の毛を軽くしたい場合は
髪の毛を軽くしたい場合は、「毛先がまとまりやすい程度に毛量調整をしたい」と伝えましょう。
(2)自分の髪の悩みもあわせて伝える
希望のヘアスタイルを伝えるのとあわせて、ご自分の髪の毛の悩みも伝えましょう。
たとえば、「髪の毛のハリがなくなってきて、トップの髪の毛がペタッとなりやすい」「毛先が乾燥しやすい」などです。
悩みを伝えることで、その悩みに考慮したカットを提案してくれるはずです。若々しい艶髪に見せるためには、どのようなカットが良いのかもアドバイスしてくれるでしょう。
(3)これまでの失敗についても伝える
今までカットして気に入らなかったスタイルや、セットしづらかったスタイルも伝えた方が良いでしょう。
「毛先を軽くしすぎて余計にパサパサになった」「まとまらなかった」などの経験がある方は、ご自分でスタイリングしづらかった点を伝えた方が良いでしょう。
女性は何歳になっても若々しくいたいものです。若々しく見えるためには、お肌ももちろんですが髪の毛にも艶感が必要です。楽に、簡単に艶髪を手に入れるためには、まずはカットについて、信頼できる美容師さんに相談してみましょう。
筆者の若い頃も、ウルフカットなど毛先を軽くしたスタイルが流行りました。ここ2、3年もウルフカットが流行っていますが、昔に比べると毛先は少し重ためのように感じます。
冬になってくると静電気も起きやすくなるので、髪がまとまるカットをしたうえでしっかり保湿して、艶髪で若々しいスタイルを手に入れましょう。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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