40・50代の目元が若返る!アイシャドウの塗り方のコツ
つやプラ / 2021年12月2日 20時30分
アイシャドウを塗る時、すべて付属のチップで塗っていませんか?
アイシャドウは使うアイテムによって、発色や質感が変わるもの。ツールを上手に使い分けるだけで、いつものメイクの仕上がりが格段にアップして、若々しい目元を目指すことも可能ですよ。
美容ライターでコスメコンシェルジュの筆者が、40・50代のお悩みをカバーしながら若々しい目元をつくるツールの使い分けについてご紹介します。
■同じ色でもツール次第で発色が変わる
まずは、ツールごとの発色を比較してみます。全て同じアイシャドウを使っていますが、ツールを変えただけで色の濃淡や質感が変わります。
ツールごとの特徴を詳しく見てみましょう。
■ブラシ:ふんわり発色させたい、シワを目立たせたくない
アイシャドウをやさしく発色させたい時は、「ブラシ」の出番です。ブラシで薄く塗り重ねていくと、繊細なグラデーションを作りやすいです。
ブラシは、アイホールや下まぶたなどのニュアンスを出したい部位への使用に適しています。ツールの選定に悩んだ時はブラシに頼ると失敗しにくいでしょう。
ブラシは、粉の量を調整しやすいのもメリットのひとつ。ブラシに粉を含ませたあと、手の甲で余分な粉を落としてから塗ることで、粉のつきすぎやシワの目立ちを防げます。
■チップ:しっかり発色させたい
色をしっかり出したい時は、チップを使うとよいでしょう。締め色を目のキワに塗る時や、アクセントカラーをしっかり塗りたい時に便利です。
ですが、鮮やかに色づく反面、塗った部分の境目をそのまま放置すると野暮ったい印象に。チップを使う時は、色の境目を何もついていないブラシや指でぼかすことをおすすめします。
また、チップで高発色にさせると、その分シワが目立ちやすくなります。
チップの場合も、一度手の甲で余分な粉を落としておきましょう。そして、力を入れずにソフトに塗るようにすると、シワの目立ちを抑えやすくなります。
■指:つや感を演出したい
指塗りのメリットといえば、密着力が高く、まぶたにしっかりのせられること。ラメやパールをしっかりと表現でき、つやっぽい仕上がりが叶います。
指塗りは、まぶた中央にラメをのせたい時やアクセントカラーを際立てたい時など、限定的にとり入れた方がよいでしょう。全部指で塗ると粗い仕上がりになりやすいため、控えた方が無難です。
また、指でゴシゴシ塗りがちな方はご注意を。摩擦がシワやたるみ、くすみの原因につながるため、指塗りの時はそっとおさえるようにやさしく行いましょう。
■全てチップでメイクしたらどうなる?
アイシャドウに付属されているチップはサッと使えて便利ですが、先に説明したように、高発色が故にグラデーションが作りにくいツールでもあります。
では実際に、すべてチップで仕上げた状態の上記写真をご覧ください。
各色の境目が目立ち、全体的にぼてっとした印象に。粉が密着する反面、全体的にシワが目立ってしまいました。
■ブラシ・チップ・指の使い分けでプロ級の仕上がりに
美しい仕上がりを目指すなら、やはりツールを使い分けましょう。
アイホールと下まぶたは「ブラシ」、目のキワは「チップ」、アクセントとなるまぶた中央のラメは「指」で塗ってみました。アイシャドウの色の境目が解消され、グラデーションがなめらかに。まぶた中央のラメが立体感を高めています。
全てチップで仕上げた時と比べてみると、使い分けて仕上げた方が自然な印象ではないでしょうか。粉の量も最小限に済ませているため、シワも目立ちにくくなりました。
各ツールを適したパーツにとり入れることで、洗練された仕上がりとなります。若々しい印象をキープするためにも、ツールを上手に活用してみてください。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ 古賀 令奈)
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