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子どもと始めたい!5月19日は「香育(こういく)」の日

つやプラ / 2016年5月7日 14時0分

夏に向けて、過ごしやすい季節になってきました。季節の移ろいにともなって豊かな緑や植物も変化していきますが、近年は子どもを取り巻く環境の変化によって、「自然の中での体験から得られる知識や知恵が減っている」と考えられているのをご存知でしょうか? 子どもたちが自然に触れる機会になるひとつとして、「香育(こういく)」を始めてみませんか? アロマ講師の筆者が、香育のはじめの一歩についてご紹介します。

■香育(こういく)ってどんな教育?

幼少期にどう香りと関わってきたかが、大人になってからの香りの感じ方に影響を与えると言われています。子どもたちを対象に、自然とその香りの大切さを伝えるのが「香りの教育=香育」。自然の中で、植物の香りに親しみ、精油の抽出法や作用などを学びながら、体験を通して嗅覚の発達を促し、自然環境への意識を養っていくというもの。自然に触れ・見て・聞いて・香りを感じ、食によって五感をフル活用して、感性を磨くとともに、自然をぐっと身近に感じられる意識を育みます。

■はじめの一歩は、何からはじめる?

人工的な香りをできるだけ、自然なものに

私たちの身の回りには人工的な香りにあふれ、いつまでも残るような強い香りも多くあります。こういった中にいると嗅覚が順応して、周りの人にとっては刺激的な強い香りも、感じにくくなってしまう可能性が。そこで、まずは身近な洗剤・柔軟剤・芳香剤等をチェックしてみて。掃除・洗濯に使用する洗剤の香り、お部屋や車の芳香剤やスプレーは、子どもにも優しいもの、刺激の少ないものを選び、人工的な香りを減らしていくことが必要です。

自然とのふれあいや、料理の中でも五感を刺激

あまり難しく考えず、お休みの日を利用して自然に触れる機会を少し多めに作り、土の香りや木々の香り、草花の香りをもっと身近に感じましょう。旅行先だけでなく、家の周りの公園や道の草花はどんな形・香り・色でしょうか。香りの地図を作りながら探検するのもオススメです。都会で生活していても、自然な香りと出会える場所は、思っている以上に身近にありますよ。料理をする前の食材そのものに触れて、香りや味などを、子どもと共有してみるのもいいですね。

近年はアロマテラピーの学術研究も推進され、さまざまな調査・研究によって、香りが子どもに与える影響が明らかになってきました。中には「オレンジ・スイート精油が、子どもの計算ミスを軽減した」という好影響も報告されているほど! 5月19日は、「香育の日」です。全国で香育体験イベントもあるので、まずはできるところから、子どもと一緒に自然な香りを身近に取り入れてみてはいかがでしょうか? 
(ホリスティックビューティーインストラクター 小塚美香)

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