40・50代がすべきデリケートゾーンケア
つやプラ / 2022年1月24日 19時30分
女性ホルモンの減少で、デリケートゾーンの乾燥や不快感を感じることはありませんか?
加齢とともに粘液が不足すると、乾燥し膣の内部が硬くなる場合があります。そして、膣壁が薄くなると女性ホルモンの分泌がさらに不安定になりやすいです。粘液不足から自浄作用が落ちると、かゆみや炎症の原因にもつながるそう。
特に、40・50歳からは軽い尿もれが始まる年代。少しでもデリケートゾーンを清潔に健やかに保ちたいですよね。
肌育美容家であり更年期の真っ盛りの筆者が取り入れて良かったと感じた、デリケートゾーンのケアをご紹介します。
■今日からできるデリケートゾーンケア
デリケートゾーン専用のソープを使う
筆者は去年まで、身体を洗う石鹸でデリケートゾーンを洗っていました。昨年の夏頃に肌の状態が一時的にとても悪く感じ、鼠蹊部に湿疹が出たのと同時にデリケートゾーンにまでかゆみを感じるようになりました。
そこで、デリケートゾーン専用のソープを使ったところ、程なく湿疹とデリケートゾーンのかゆみが軽減されました。以来、専用のソープは手放せません。
膣内のpH値は3.8〜4.5が正常だそう。これと同じ値のソープを使うと膣やその周辺にも刺激を与えず、1日中さっぱりとした感触で心地良いです。
おすすめアイテム
デリケートハイジーンソープ/アルジタル
「デリケートゾーン用のソープといえばコレ!」と誰もが知っているであろうアイテムです。清涼感のある使い心地がやみつきになります。
臭いや、おりものの悩みなどがある人に一度は試してもらいたい逸品です。
(250ml 税込価格2,860円)
やさしく洗った後は必ず保湿を
筆者は更年期を迎え、デリケートゾーンの乾燥が日に日に増してきたと感じました。かゆみを伴うこともあるので婦人科で相談してみたところ、医師からオイルを塗ることを提案されました。
ですが、「ショーツが当たる部分にオイル?」と正直最初は乗り気ではありませんでした。ですが、使うタイミングを見計らって、お風呂上がりの清潔な肌にホホバオイルを薄く塗布してみると、きちんと吸収されてベタつきませんでした。それくらい乾燥が進んでいたということですね。
同じように「ベタつくのでは?」と不安な方は、お風呂上がりのぬれている状態に塗布することから始めてみると、抵抗がなくなると思います。生理中は控えてくださいね。
おすすめアイテム
ヒューマノイル スキンオイル/ナノエッグ
皮脂に近い成分で作られている万能タイプのオイル。
身体に塗った後、手に残った分をデリケートゾーンに薄く塗布することがおすすめです。
(100ml 通常購入税込価格3,300円)
骨盤底筋を鍛える
筆者は、年齢を重ねるとともに尿意に気がつきにくくなりました。さっきまで尿意を感じなかったのに急に尿意を感じて慌てたり、重いものを持つ時に力を入れると尿もれを感じたりしたので、外出時には尿もれパッドを使いつつ、毎日少しずつ骨盤底筋を引き上げるトレーニングを取り入れるようにしています。
更年期の先輩方からは「尿もれが心配で外出が減った」という声も聞いたので、仕事の合間に身体のストレッチがてら骨盤底筋を鍛えるちょっとした動きも追加しました。
膣に挿入するフェムテック器具などもあるので、試してみたいと思っているところです。
締め付けない下着を使う
更年期の訪れとともに、筆者は下着を全てボクサーパンツやシームレスのものに変えました。鼠蹊部や臀部への摩擦が減ったことで、デリケートゾーン周辺の黒ずみが半年程で改善してきたと感じました。
デリケートゾーンも顔と同じようにお手入れが必要だと感じています。
将来に向けてのVIO脱毛
特に、IとOの部分のアンダーヘアはムレの原因につながります。生理中にも経血がついて不衛生になりがちです。
筆者はおもいきってVIO脱毛をしたところ、拭き取りがとても簡単になり、専用のワイプなどを使うとさらに不快感が少なくなりました。デリケートゾーンの不快感がなくなると、ムレから起こる臭いで他の人へ迷惑をかけていないかという不安感が薄れることがわかりました。
脱毛できるのは、アンダーヘアが黒いうちだけ。白髪になってしまうと機器が反応しにくくなります。将来、介護される側になることも見据えて、40・50代のうちにケアしておくことも大切です。
筆者が行って良かったと感じたデリケートゾーンのケアをご紹介しました。最近はさまざまなフェムテック製品をバラエティショップやドラッグストアで購入できます。
ご紹介したケアはちょっとしたことですが、更年期の不定愁訴を乗り切る助けになるかもしれません。できることから1つずつ始めてみてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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