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白髪が気にならない髪色のオーダーのコツ

つやプラ / 2022年4月2日 19時30分

白髪が気にならない髪色のオーダーのコツ

白髪染めをしても、またすぐに白い毛が生えてきて目立ち出すのが「白髪」の厄介な点。染めるからには、若々しく美しい髪色を少しでも長くキープしたいものです。

「白髪が目立たない髪色」や「白髪染めでもおしゃれ見えする方法」など、白髪に対して気になることは多いですよね。ヘアジャーナリストの筆者が、白髪が気にならない髪色のオーダーのコツをご紹介します。

■暗めカラーの白髪染めの利点

最近は、白髪染めカラーも明るい色が増えてきましたが、一般的に白髪においてはダークなカラーの方が染まりやすいといわれています。これは、暗い色の方が明るい色に比べて染料が多いので白髪に色素が入りやすく、色もちも長期間キープできるからです。

また、本来の白髪染めの役割は“健康な黒い髪に白髪を馴染ませる”ことです。そのため、基本的に暗い色味のバリエーションが多いのが特徴です。

■暗めカラーの白髪染めの欠点

上記のように、染まりやすく色抜けがしにくいのが暗めカラーの利点ですが、デメリットとして、見た目の不自然さを気にする方が多くいます。

これは、色素の印象が強いことで仕上がりがベタッと平面的に見えることが原因として考えられます。今っぽい“抜け感”がほとんどないことで、ナチュラル感のない重く古臭い印象に見えやすいのです。

また、ブラックなどの暗い白髪染めは、新しく生えてきた白髪とのコントラストが目立つため、新生毛の白髪がより悪目立ちしやすいというデメリットもあります。

■白髪が目立たず、抜け感も出やすい色とは?

最近は、白髪染め世代でもほんのり明るい色を好む人は増えています。真っ黒な髪色より、やや明るさがある方がカジュアルなファッションにも合いますし、肌も明るく若々しい印象を与えます。

ですが、明るすぎる色は白髪が染まりにくいという欠点があります。

暖色系カラーがおすすめ

おすすめは、暖色系カラーです。暖色系とは赤みのあるカラーのことで、ブラウンをベースにレッド系、オレンジ系、ピンク系などのカラーを混ぜたような、ほんのり赤みを帯びたやさしい色味です。

6~7トーンのナチュラルな明るさを選べば、白髪のある髪でもきれいに色が入りやすいです。

ダメージヘアでもツヤ感のある髪に

暖色系はマットやアッシュなどの寒色系カラーに比べて白髪が染まりやすく、色もちも期待できます。また、髪全体にツヤ感を与えるので、繰り返しの白髪染めによってダメージ感が見える髪でも、ギラつきにくく落ち着いた質感に見えやすいのが特徴です。

暖色系の白髪染めにも様々なカラーバリエーションがあります。白髪の量、髪質、肌色などによって似合う色はそれぞれですから、担当の美容師さんに相談しながら、ベストな髪色を見つけていきましょう。

■ハイライトもおすすめ

暖色系とは別に、もうひとつおすすめの白髪対策カラーが「ハイライト」です。

細かい毛束を筋状にとり、その部分のみかなり明るい髪色に染めあげていきます。これをいくつも作ることで、染めた部分はブロンドのように明るくなり、染めない部分は暗くなるので髪が単色に見えず、白髪が生えてきてもほとんど目立たなくなります。

そのため、「白髪を染める回数が一気に減った」と感じる人が多いのが特徴です。ただし、ハイライト部分は一度ブリーチをする必要があるため、髪のダメージが深刻な場合はあまりおすすめできません。

ケアブリーチの活用も

最近では、ダメージレスに近い“ケアブリーチ”も開発されています。通っている美容室で取り扱いがあるかどうか確認するとよいでしょう。

■髪の健康をキープする白髪対策

将来、髪の健康をキープするためにも、なるべく白髪染めの回数は減らしたいものです。以下の5点を参考にしてみてください。

(1)黒など、暗い色の白髪染めは染まりや色もちが高い

(2)暗い色の白髪染めは見た目が重く、くすみやすいデメリットも

(3)抜け感とツヤ感のあるおしゃれな白髪染めなら、暖色系をチョイス

(4)白髪がより増えてきたら、ハイライトもおすすめ

(5)ケアブリーチを使うなど、ハイライトによるダメージを回避しながら染める

「白髪染め=あか抜けない」という印象は、今や解決できる時代です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

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