40・50代のダイエット&美肌に!桜えびの意外な食べ方
つやプラ / 2022年4月5日 20時30分
桜えびは、小さな見た目から想像するよりも豊富に、40代・50代に嬉しい栄養素を含んでいるため、つやプラ世代は意識して摂取してほしい食材です。
管理栄養士の筆者が、桜えびの栄養素や、生桜えび・乾燥桜えびのおすすめの食べ方をご紹介します。生桜えびは春が旬なので、ぜひこの時期に食べてみてください。
■40代・50代に嬉しい!桜えびの栄養素
牛乳の6倍!豊富なカルシウムで骨粗しょう症対策に◎
女性ホルモンの分泌減少に伴って、骨粗しょう症のリスクが高くなるため、カルシウムを特に40・50代女性は意識して摂取したいところ。
生の桜えびには100gあたり630mgのカルシウムが含まれており、これは普通牛乳100gと比較して約6倍に相当します。
乾燥桜えびは、水分が抜けて栄養素が凝縮されているため、同じ重量でさらに多くのカルシウムが含まれています。
旨味もたっぷりの桜えびで、カルシウムを補給しましょう。
アスタキサンチンでアンチエイジング効果を
アスタキサンチンといえば「鮭」のイメージが強いですが、桜えびにも含まれています。
アスタキサンチンは強力な抗酸化作用をもちます。
その抗酸化力は、同じく抗酸化作用をもつビタミンEの約1000倍だといわれているため、アンチエイジングに役立てないわけにはいきません。
桜えびは下処理がほぼ不要で手軽に食べられるため、食事に取り入れることで毎日の美容に役立てることができます。
摂取しづらいDHAも手軽に
DHAは血流を良くする働きや、脳に働きかけて記憶力を向上させる働き、精神を安定させる働きなど、体にさまざまな良い影響をもたらす栄養素です。
DHAは青魚に多く含まれていますが、「魚は調理の手間がかかって摂取しづらい」という人は、手軽に食べられる桜えびを活用してみてはいかがでしょうか。
ダイエットや健康維持に◎キチン/キトサン
キチン・キトサンは動物性の食物繊維で、エビやカニなど甲殻類に多く含まれています。
食事中のコレステロールの吸収を抑制する働きがあり、ダイエットや健康維持に役立ちます。
■美味しく&効率よく◎生桜えび・乾燥桜えびの食べ方アイデア
生桜えび
(1)レモン/オリーブオイルと組み合わせる
例:桜えびと春キャベツのレモンサラダ
ビタミンCが豊富な春キャベツと組み合わせれば、春を感じるサラダになります。
レモンに含まれるクエン酸は、カルシウムの吸収率を上げるため、効率よくカルシウムを摂取することができます。
仕上げにオリーブオイルをひと回しすれば、脂溶性であるアスタキサンチンの吸収率も上がりますよ。
(2)きのこ類と組み合わせる
例:きのこと桜えびのクリーム煮
きのこ類には、ビタミンDが豊富に含まれています。
ビタミンDもカルシウムの吸収をサポートする働きがあるため、きのこ類と桜えびの組み合わせは、効率よくカルシウムを摂取するためにおすすめです。
きのこ類の中でも、「舞茸」はメラニン色素の生成を抑える働きや、食後の血糖値上昇を防ぐ働きなど、美容や健康をサポートする効果が高いため、組み合わせていただきましょう。
クリーム煮にすることで牛乳のカルシウム・たんぱく質も摂取でき、腹持ちがいいメニューになるため、ダイエット中にもおすすめですよ。
乾燥桜えび
(1)旨味をいかしてチャーハンに
例:大葉と乾燥桜えびのチャーハン
大葉に豊富に含まれるビタミンCと、アスタキサンチンの抗酸化作用で、美肌・美白効果が高いチャーハンにすることができます。
チャーハンというと太る・体に悪いイメージがありますが、罪悪感も少なく食べることができるかと思います。
乾燥桜えびは、旨味も濃縮されていて香ばしさもあるため、味付けを薄くしても美味しく食べることができ、減塩効果も期待できます。
(2)干し椎茸と組み合わせて旨味を高める
例:乾燥桜えびと干し椎茸の中華あんかけスープ
干し椎茸も乾燥桜えびと同じく、旨味が濃縮されているため、組み合わせることで香り高いスープに仕上がります。
干し椎茸にはビタミンDや食物繊維が豊富なので、桜えびのカルシウム吸収率を上げる効果や、キチン・キトサンとあわせてダイエット効果・便通を良くする効果も期待できます。
あんかけにすることで、腹持ちが良く、食べごたえのあるスープになります。
さらに、卵やカニカマなどのたんぱく質食品をプラスすれば、より満腹感を得られるスープになりますよ。
乾燥桜えびは、常備しておくと何かと料理に「ちょい足し」できて便利かと思います。生桜えびは春が旬なので、ぜひ食事に取り入れてアンチエイジングや美容に役立ててみてくださいね!
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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