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デザイナー直伝!30代・40代「上質レインコート」の選び方

つやプラ / 2016年5月13日 20時30分

これからの時期、梅雨時期を迎えたり、旅行なども増えてレインコートを着る機会が出てくるかと思います。しかし、どう選んでいいかわからない人も多いのではないでしょうか? そこで、デザイナー・パタンナーの筆者がレインコートの基礎知識とオススメ商品を紹介します。

■レインコートの基礎知識

レインコートは普通のコートと違い、機能性が重要になります。レインコートの機能で重要なのは以下の3点です。

・耐水性
・撥水性
・透湿性

耐水性は水の浸透を防ぐ働きのことを指します。雨はただ水に濡れるだけでなく圧力もかかるものなので、重要な機能です。撥水は水を弾く働きで、水滴を玉のような形にして落としやすくするのが撥水性の機能です。
透湿性は、着ているときのムレを解消するために必要なもの。レインコートが傘と大きく違うのは、この透湿性です。ビニールは耐水性がありますが、着るとムレてしまいますよね。繊維ならば微細な孔があるので、肌側の水蒸気を放出させることができますが、その分防水性が低くなります。しかしそれを補う撥水性によって水をはじき、水の浸透を防ぐのです。

■よいレインコートは縫製が違う!

「完全防水仕様」とうたっているレインコートは、他のレインコートと縫製の仕様が違います。レインコートには縫い目の間を「止水テープ」と呼ばれるマスキングテープのようなもので貼り付けたものがあります。ミシン縫いでできてしまう縫い目の隙間を、止水テープならば塞ぐことができるのです。これが完全防水と言われる所以です。また、ファスナーテープの部分から水が入り込まないよう、加工された「止水ファスナー」もあります。

■防水透湿性の人気素材「ゴアテックス」

キャンプ好きな方ならよくご存知の「ゴアテックス (Gore-Tex) 」とは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が商標を持ち、製造販売する防水透湿性素材のこと。水の分子より微細な孔があり、水蒸気は逃がしても水は通さない仕組みになっているので、アウトドアや山登りをする方に人気の素材です。ゴアテックスはライセンスを持っているメーカーのみが販売を許されています。

ストームクルーザー ジャケット Women’s/モンベル

アウトドア用品で人気のブランド、モンベル。こちらは止水テープ・ファスナー仕様で、完全防水となっています。
(全5色 税抜価格19,500円)

20160427higuchi

■日本の技術に注目!透湿撥水性に優れた「クールドッツ」

日本の技術も負けじとさまざまな素材が開発されています。小松精練の「クールドッツ」は非常に透湿撥水性だけでなく、ストレッチ性や軽量性にも優れているので、普段着用のレインコートとしてオススメです。

COOL DOTS(R)スプリングコート/ベルメゾンデイズ

生地に空いた無数の孔によって透湿性があり、雨の日も快適。タテヨコに伸びるストレッチ素材で動きやすさも抜群です。
(全2色 税抜価格9,990円)

20160427higuchi

■自転車に乗るときもレインコートが便利!

2015年6月1日に道路交通法が改正になり、自転車乗車時に傘がさせなくなったのをご存知ですか? 傘をさしながらの運転は5万円以下の罰金という処罰がくだされるようになりました……。レインコートの活躍はますます増えそうです。

いかがでしたか? レインコートは、急な天候の変化があるアウトドア用や買い物など日常生活用など、シーンに合わせての購入もよいかと思います。次回はレインブーツについてご紹介します。お楽しみに!
(レタル店主/デザイナー・パタンナー ヒグチトモミ)

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