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白髪を減らすために夏に食べるべき食べ物3つ

つやプラ / 2022年6月25日 19時30分

白髪を減らすために夏に食べるべき食べ物3つ

年齢とともに気になってくる、白髪。実は、夏こそ特に白髪対策に力を入れたい理由があります。

管理栄養士の筆者が、白髪が増える要因と、白髪対策になる食べ物をご紹介します。

■夏こそ注意したい?白髪が増える理由

白髪を減らすために夏に食べるべき食べ物3つ

髪の毛は、頭皮内で成長するときに、メラニン色素によって黒色になります。

何らかの原因で、メラニン色素によって黒色に色付けされないと、白髪が増えることになります。

加齢やストレス、不規則な食生活、睡眠不足が原因となることが多いのですが、紫外線もその原因の一つとされています。

そのため、特に紫外線が強くなる夏こそ、白髪対策に力を入れたいというわけなのです。

■白髪対策におすすめの食べ物&効果的な食べ方とは

白髪対策におすすめの食べ物を、効果的に食べる方法とあわせてご紹介します。

牛肉

牛肉には、「亜鉛」が多く含まれています。

亜鉛は、細胞の新陳代謝を活発にする働きがあるため、頭皮や髪の毛の代謝を促し、健康的な髪の毛をつくるのに役立つとされています。

また、牛肉には、髪の毛をつくる材料となる「タンパク質」が豊富に含まれていることも、白髪対策におすすめの理由の一つです。

レモンや大根と組み合わせるのがおすすめ

亜鉛は、「ビタミンC」と一緒に摂取すると吸収率が上がるといわれています。

そのため、ビタミンCが豊富なレモンや大根と組み合わせて、「牛肉のレモン醤油炒め」や「牛肉のおろし煮」などのメニューでいただきましょう。

卵の黄身に多く含まれる「ビオチン」は、カルボキシラーゼという、アミノ酸代謝に関わる酵素の働きをサポートしています。

アミノ酸代謝が正常におこなわれることで、皮膚や髪の毛などのタンパク質が合成されるため、白髪対策にもビオチンを意識して摂取したいところ。

「ゆで卵」か「目玉焼き」がおすすめ

ただし、白身の部分には「アビジン」というタンパク質が含まれていて、黄身に含まれるビオチンと結合しやすく、消化管でのビオチンの吸収率が悪くなってしまうのだそう。

アビジンは加熱すると性質が変わるため、卵白と黄身が混ざり合わない状態で加熱された「ゆで卵」や「目玉焼き」の状態で卵を食べるのがおすすめです。

黒ゴマ

頭皮の血行が悪くなると、細胞に十分な酸素や栄養素が行き渡らず、新陳代謝が低下して、白髪が増える要因となります。

黒ゴマには、血管を広げて血流を良くする働きがある「ビタミンE」が豊富に含まれているため、髪の毛の生まれ変わりを促してくれます。

また、黒ゴマには強力な抗酸化作用を持つ「セサミン」や「アントシアニン」も含まれています。老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるため、髪の毛の老化対策にも効果的だといえます。

食べる直前に「する」のがおすすめ

黒ゴマは種皮が硬いため、すって食べると効率良く栄養素を吸収することができます。

黒ゴマに多く含まれる脂質が酸化されやすいため、「食べる直前に」すって食べるようにしましょう。

そうめんのつけダレや、冷麺の汁に黒すりゴマをプラスすると、いつもとひと味違った風味を味うことができますよ。

また、黒すりゴマを豆乳で割って、ドリンクにして飲むのもおすすめです。豆乳のイソフラボンやタンパク質も摂取できて、一石二鳥ですよ。

夏は、肌の日焼けが気になるところですが、白髪対策も大切な季節。日除け帽子や日傘を利用しながら、「体の内側」からも白髪対策をおこなってみてくださいね。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

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